諏訪市の名産品として登録された「根にら」を使ったミャンマー料理教室の講師として参加!
先週末は、諏訪農業農村支援センター様主催による諏訪地域住民を対象とした料理教室の講師として参加してまいりました。
テーマは
「諏訪地域の食材で世界を知ろう
~諏訪市の根ニラ(龍神様のひげ)を使ったミャンマー少数民族アレンジ料理~」
そもそも「根にら」って何?
「根ニラ」は、ミャンマー、タイ、インド、中国雲南に自生しているネギ属の植物で、立派な白い根っこを食用として食べられており、古くから根が持つ風味と、高い栄養価に親しまれ、今なお少数民族を中心に食べられている野菜です。(詳細の記事はこちら→)

根ニラは、もともとはミャンマーシャン州や雲南などの地域で自生しているネギ科の植物ですが、そのおいしさに惚れ込んで上原農園さんが諏訪の地で20年前から栽培を始められたのだそう。
私がミャンマーシャン州に訪れて食べた根ニラのブログ記事を見つけていただき、上原農園さんからご連絡いただいたのがきっかけ。
数年間メッセージだけのやりとりでしたがついにご本人ともお会いでき、貴重な根ニラ畑を見学させていただきました。

この畑の根にらの葉は枯れていますが、土に埋まっている根がしっかりと残っています。

諏訪市の根ニラ(龍神様のひげ)を使ったミャンマー少数民族アレンジ料理教室を開催
諏訪地域にお住まい方々や農民生活マイスターの大勢の方々に参加いただいて、諏訪とシャン州の食文化の共通点や違いなどを交えながら調理いただきました。地元新聞社の方にも取材をいただき活気ある会となりました。


皆さま、普段から自炊をされているので説明なしにテキパキと作業分担しながらお料理が出来上がり私が追いつかなかったくらい。そして、どの班も美味しそうに出来上がっておりました。

食べ慣れていない味か心配になりましたが、みなさんから「おいしい!和食とも似てるけどやっぱり違う!」「納豆もミャンマーでは食べるんですね!」など色々なご意見をいただきました。



諏訪湖とミャンマーシャン州の共通点とは?
ところで、諏訪市は中央高速道で通る程度でしっかりとその地をしることがなかった私。今回前日入りして上原農園さんに街を案内していただきました。
映画「君の名は」のモチーフとなった名所「立石公園」で撮影した諏訪湖。諏訪湖が一望できる場所でまさに聖地巡礼。実際は彗星が起きてできてのではなく、フォッサマグナと中央構造線がぶつかる場所でそこの歪みでできた湖だそうです。(湖は◆菱形なんだそうです)
そこで、ふと「インレー湖」のあるニャウンシェという街を思い出しました。ニャウンシェはインデインややカックー遺跡など古くからの少数民族の文化が根付いているところで、湖上で暮らすインダー族をはじめ、シャン族やパオ族も多く暮らしており、根にらを使った料理も多く存在します。
上原農園の矢島さんは、インレー湖の近くでも栽培されていることをしらずに20年前に根にらに惹かれて栽培されたそうです。
諏訪湖もインレー湖も緯度はことなりますが標高が高く寒冷地でもあります。山々にかこまれてその地域の象徴となっている湖、その地域で特異性がある食文化などを考えると、矢島さんが根にらを栽培しようと思ったのは何か必然性があるのかもしれません。
■2025年2月11日(火・祝)リアル、2021年2月16日(日)オンラインにて 料理教室を開催!
上原農園さんの働きかけで徐々に栽培農家さんが増えて行き、流通量も増えてきているそうですが、まだまだ希少性が高い野菜です。
時期によっては「たてしな自然農園」さんの直売所でも販売しているそうですよ。
そんな根ニラを使ったワークショップを2月11日(火・祝)に東京で開催します!(詳細はこちら→)
東京在住ではない方向けにも2月16日(日)に根にらを事前送付するオンライン料理教室も開催です(詳細&お申し込みはこちら→)
■「龍神様のひげ」上原農園さんのHPとInstagram
https://farmuehara.theshop.jp/
諏訪農業農村支援センター様、上原農園さん、この度はありがとうございました!