ミャンマー料理研究の旅二日目。
この日は21時半初のマンダレー行きの深夜バスに乗る日。長距離バスに乗るため、できるだけお腹の調子をケアしつつ、各地の郷土料理を食べるミッションを課した私は、朝食に北シャンヌードルを食べた後、11時にラカイン料理店へ向かいました。
本場の辛さを体験するためヤンゴンで有名なラカイン料理店「MIN LAN」に向かう
サンチャウン地区から近い、MINLANの支店へ歩いて行きました。サンチャウン地域はカチン料理店が多いのと、City Martという日本でいう成城石井のような総合スーパーが近くにあるので観光客にはとても便利。
隣にはおしゃれカフェ「Cafe Mandalay」を横目にしつつ、徒歩20分かけてお店に到着。
営業時間は11時〜なので、まだ団体客もちらほらですが、座席数を見る限りかなり繁盛しているお店です。
MIN LANは、ラカイン出身のお母さんが本場の美味しシーフードをヤンゴンでも食べてほしいという願いでOPENしたお店ですが、一躍人気店となり5店舗くらい増え、成功してたというサクセスストーリーがあるそう。
なので、ラカイン州から取り寄せた新鮮なシーフードが食べられるそうですが、値段は時価のようなので、メニューを開いても料金が書いてないのが残念なところ。
正直、この時点で全くお腹が空いてないこともあり、絶対食べようと心に決めていた本場仕様のラカインモンティサラダ「Sane Salad(Too Spicy)」をチョイス。
若いギャルソンが「本当にこれで大丈夫ですか?」と何度も聞いてきました。それほど辛いモンティのよう。
私は辛さに強いタイプでもあり、本場の辛さを知りたいので「OK,OK!」と言ってオーダーしました。ラカインモンティだけは料金が書いてあり、1500チャットとのこと。
ヤンゴンの中心地にしては安い・・
しばらくするとスープと共にお目当てのラカインモンティが登場!
ラカインモンティサラダで本場の辛さを思い知る
ギャルソンが持ってきてくれたのがこちら。ミャンマーの麺のボリュームは日本よりも少なめで、他の料理も食べれるくらいのポーション。麺はそうめんに似た細さの米細麺。
具材はフィッシュボールとクラッカー、玉ねぎ、パクチーの芽。赤いスパイシーなソースがたっぷり使われており、奥には青唐辛子の輪切りもちらほら。
ミャンマーの麺料理は、ヌードルスープか、ヌードルか選べて、ヌードルをチョイスすると和え麺スタイルで登場し、スープは別添えで出てきます。
透き通ったスープはラカインモンティのベースとなるスープ。一口飲むと、魚だけではなく、いろいろなシーフードの旨味が凝縮されていました。
辛さは胡椒のピリリとした刺激がある程度。美味しい。
さて、ラカインモンティ(Too Spicy)を食べてみます。
「か、辛い・・・」。生の青唐辛子とチリフレークの辛さが襲い寄せてきます。
食べ進めてみると、ガピの発酵した旨さやタマリンドの酸味も感じるのですがそれよりも辛さが押し寄せる。
麺はそうめんよりもするすると食べやすくて、そうめんと春雨の中間のような食感。グルテンフリーの米粉麺は日本でも流行りそう・・と思いながら完食を目指しましたが、このまま食べ続けると深夜バスでお腹を壊す可能性もあるな・・と思い、3分の1を残してギブアップ。
他のシーフードも食べようかとメニューを見ましたが、全くお腹が空いていないのと、辛さにやられて結局1品のみでお会計。
団体客が賑わうシーフード料理店で1500チャット(120円)程度しかお支払いしていないのに、分け隔てなく接してくれたギャルソン達に感動。
今度はお腹が空いた状態で思いっきりシーフードを食べに来よう!と
心に誓ったのでした。
爽やかな辛味が押し寄せるラカイン料理、私はやっぱり大好きです!
お店情報
店名:MIN LAN Fresh Seafood & Rakhine Food (Shinsawpu Branch)
住所:77(C Shin Saw Pu Rd, Yangon, ミャンマー (ビルマ)
電話番号:営業時間:11:00〜22:00
地図