◆日本と同じく「ご当地山椒」があって面白い。ミャンマー人(ビルマ族含む)はほとんど食べないという山椒は、地域によって呼び名も香りが少し異なる
ミャンマー語ではマカディと呼ばれるこの山椒。
「マカ」というのは中国のマーラーの麻に語源があるような感じもしなくもない、ミャンマー山椒ですが、中国四川でおなじみの「花椒」とはちょっと異なる香り。
どちらかと言ったら、レモン(柑橘)の香りを感じる爽やかな香り。
こちらの写真のマカディ(ミャンマー山椒)は、南シャン州「カロー」の自生していたものを積んできていただいたもの。
積んできていただいて奥さま「山椒の木が自生していて興奮して取ってきた!」と。
そして「ここの山椒が一番だ。」とおっしゃっていました。
料理の方法はジョー(炒める)で使うのがほとんどとこと。中国に近いシャン州だからこそのなのかもしれません。

また、別の会でご紹介予定の、カチン山椒をこよなく愛するカチン族の方は「カチンの山椒は格別!」っておっしゃていました。
山椒で有名な場所といえばさらに、カヤー州も。カヤー州の山椒もとても香り高くが素敵でした。
ミャンマーという国で括ると「カヤー州・カレン州」が山椒をふんだんに使う傾向があるようです。
といっても、その他地域でも愛されている山椒。
ミャンマー産の山椒は香り高くて甲乙つけがたいのですが、やはり自分原理主義のミャンマーでは、地元で獲れたものが一番!
その考えはどの民族でも変わらないようです。