ミャンマーの市場をのぞくと、実はブロッコリーはそう簡単には見つかりません。暑い低地では育ちにくく、涼しい高原でしか採れないため、現地では「珍しくて栄養価の高い野菜」として少し特別な存在なんです。
以前に訪れた南シャン州の「カロー」の地で葉つきのみずみずしいブロッコリーの写真が撮れたので、ミャンマーでのこの野菜の立ち位置をご紹介しますね。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | ブロッコリー |
| ビルマ語名 | パンゴービーセイン(ブロウコウリー) |
| ビルマ語 | ပန်းဂေါ်ဖီစိမ်း(ဘရိုကိုလီ) |
| 英語名 | Broccoli |
| 発音のポイント | 「パン・ゴー・ビー・セイン」。ပန်းဂေါ်ဖီ(パンゴービー)が「カリフラワー」、စိမ်း(セイン)が「緑」で、合わせて“緑のカリフラワー”の意味です |
| 科・分類 | アブラナ科アブラナ属 |
産地・特徴
ブロッコリーは冷涼で湿った気候を好む野菜。ミャンマーでは、暑い低地では9月から12月の冬季のみ栽培され、涼しい山地では一年を通して育てられます。とくに標高約1,000メートルのシャン高原に位置するピンウールィン(メイミョー)は、花や野菜づくりが盛んな一大産地として知られています。白いカリフラワーよりビタミンが豊富で栄養価が高いことから、現地では「スーパー野菜」とも呼ばれ、まだ手に入りにくい貴重な野菜として扱われています。
ミャンマーでの食べ方
現地でよく見られるのは、アトゥ(အသုပ်)と呼ばれるあえ物(サラダ)に加える食べ方です。生のまま、あるいは軽く火を通してから他の野菜と一緒にあえます。また、スープに入れて食べることもあります。日本のように主役として大皿でどんと出るというより、他の野菜と組み合わせて彩りよく使われることが多い印象です。
日本での入手方法
ブロッコリーは日本ではおなじみの野菜で、スーパーや八百屋のどこででも一年中手に入ります。ミャンマー食材店に行かなくても気軽に買えるのはうれしいポイント。茎の部分まで無駄なく使えるので、ミャンマー風にスープやあえ物に加えてみるのもおすすめです。
まとめ
日本では当たり前に食卓にのぼるブロッコリーですが、ミャンマーでは涼しい高原でしか育たない「ちょっと贅沢な野菜」。同じ野菜でも、その土地の気候によって特別さがまるで違ってくるのがおもしろいところです。次にブロッコリーを手に取ったら、シャン高原の畑をちょっと思い浮かべてみてくださいね。


