日本ではまだなじみが薄いカイランですが、ミャンマーの市場では年間を通じて流通している定番野菜のひとつです。艶のある濃い緑の葉と肉厚な茎が特徴的で、市場でひと束手にとると、ずっしりとした重さを感じます。
基本情報
- 日本語名:中国ブロッコリー / カイラン
- ビルマ語名:カイラン
- 英語名:Chinese Broccoli / Gai Lan / Chinese Kale
- 発音のポイント:「カ・イ・ラン」と3音節。広東語の「芥蘭(ガイラン)」に由来し、ミャンマーでもこの名前がそのまま使われています
- 科・分類:アブラナ科ブラシカ属 学名:Brassica oleracea var. alboglabra
産地・特徴
中国南部を原産とするアブラナ科の葉野菜で、東南アジア全域に広まりました。厚みのある艶やかな青緑の葉と太くて硬い茎が特徴で、先端には小さなブロッコリーに似た花芽がつきます。風味はブロッコリーに近いですが、より力強く、ほんのりとした苦みがあります。
ミャンマーでは広東語名「カイラン」がそのまま定着しており、固有のビルマ語名は持たない野菜です。これはミャンマーに根付いた中国系移民の食文化とともに広まったことを示しています。ヤンゴンをはじめとする都市部の市場で広く流通しており、家庭料理の定番野菜として親しまれています。
ミャンマーでの食べ方
ヤンゴンでは炒め物として食べるのが最も一般的です。また、シャン族のレストランで提供される野菜料理の具材としても使われます。
日本での入手方法
東京では中華系スーパーで見かけることがあります。中華食材店では「カイラン」「芥蘭(かいらん)」として取り扱いがある場合があります。ブロッコリーに近い風味なので、初めての方でも試しやすい野菜です。
まとめ
カイランはミャンマーの中国系移民文化とともに根付いた野菜で、ヤンゴンの日常の食卓に欠かせない存在です。中国料理の影響を受けながら、ミャンマーの食文化に自然に溶け込んでいる食材のひとつといえます。


