日本でも春先のスーパーで見かける花ニラですが、ミャンマーの市場では年間を通じて束になって並んでいます。今回はこの食材がミャンマーの食卓でどのような役割を果たしているのかをご紹介します。
基本情報
- 日本語名:花ニラ(ハナニラ)
- ビルマ語名:ガミッポウン
- ビルマ語:ဂမိတ်ပွင့်
- 英語名:Flowering Chives / Garlic Chive Scapes
- 発音のポイント:「ガミッ」と「ポウン」に分けて読みます。「ポ」を少し強めに発音するのがコツです
- 科・分類:ヒガンバナ科ネギ亜科 学名:Allium tuberosum
産地・特徴
花ニラはニラ(Allium tuberosum)の花茎と蕾の部分です。日本では春先限定のイメージがありますが、ミャンマーの市場では通年流通しており、野菜として日常的に並んでいます。
見た目は日本の花ニラとほぼ同じで、細い緑の茎の先に白いつぼみがついています。ミャンマーではニラの葉の部分と花茎の部分がそれぞれ別に流通しており、市場では花ニラをガミッポウン(ဂမိတ်ပွင့်)として束で売っています。ビルマ語の「ポウン(ပွင့်)」は「花が咲く・開く」を意味し、まさに開花前の状態をあらわした名前です。
シャン州との結びつきが特に強く、同州の伝統的な漬物・麺料理文化のなかで使われています。花ニラの根の部分はビルマ語でジューミッ(ဂျူးမြစ်)と呼ばれ、花茎と区別して使われることもあります。
ミャンマーでの食べ方
シャン州では、大根の葉やマスタードグリーンなどとともに漬物の材料として使われます。また、インレー湖周辺のインタ族の伝統料理では、根の部分が付け合わせとして添えられます。主役というよりも、料理に風味を加える脇役として幅広い場面に登場する食材です。
まとめ
ミャンマーでは葉ニラと花ニラが別々に流通しており、それぞれ異なる使い方をします。ガミッポウンはシャン料理との関係が特に深く、シャン民族の食文化のなかで重要な役割を担っています。


