こんにちは!バーミーズ東京の鈴木ラペ子です。 秋の味覚の代表格であり、焼き芋やスイートポテトなど、日本では「甘いおやつ」のイメージが強い「サツマイモ」。ミャンマーでも、このサツマイモは**「カズンウー(Kanzun U / ကန်စွန်းဥ)」**と呼ばれ、一年を通して親しまれている身近な食材です。 でも、ミャンマーでのサツマイモの使われ方は、日本のイメージとは少し違う、もっと多様な顔を持っているんですよ!今回は、そんなミャンマーにおけるサツマイモの魅力と、美味しい食べ方をご紹介します。
ミャンマーのサツマイモ「カズンウー」って?
ミャンマーで食べられているサツマイモも、日本と同じ**ヒルガオ科サツマイモ属(学名: Ipomoea batatas)**の植物の芋(塊根)です。 皮の色が紫や赤みがかったもの、中の色が白っぽいもの、オレンジ色のものなど、様々な品種が栽培・利用されています。 味は品種にもよりますが、日本でお馴染みのサツマイモと同様に、加熱するとホクホクとした食感と自然な甘みが楽しめます。
定番の食べ方①:甘くない?!「揚げ物(アチョー)」
ミャンマーでサツマイモ(カズンウー)の食べ方として、**非常にポピュラーなのが「揚げ物(アチョー / Kyaw / ကြော်)」**です!
- カズンウー・ジョー (Kanzun U Kyaw): これが定番中の定番!薄切りや細切りにしたサツマイモに、米粉などで作ったシンプルな衣をつけて揚げた、サツマイモのフリッター(かき揚げ風)です。屋台や食堂のメニュー、家庭のおやつとして大人気!ほんのり甘いサツマイモと、サクサクの衣、そして少しの塩気が絶妙なバランス。日本の「大学芋」のような甘い味付けではなく、スナック感覚で食べるのがミャンマー流です。
- サツマイモフライ: シンプルにスティック状にして素揚げにしたものも、おやつとして食べられます。
定番の食べ方②:シンプルに「蒸し・焼き」
もちろん、日本のように素材の味をシンプルに楽しむ食べ方もされています。
- 蒸し芋 (Pyoke / ပြုတ်): 皮ごと、あるいは皮をむいて蒸しただけのシンプルなもの。おやつや軽食として、そのまま食べたり、パームシュガー(黒糖)や塩、ココナッツなどと一緒に食べたりします。
- 焼き芋 (Kin / ကင်): 炭火などでじっくり焼いた焼き芋も、市場などで見かけることがあります。日本の焼き芋と同じく、ねっとりとした甘さが楽しめます。
定番の食べ方③:料理の具材としても活躍!
甘みのあるサツマイモは、料理の具材としても使われます。
- スープ (Hin Gyo / ဟင်းချို): あっさりした野菜スープの具材として、他の野菜と一緒に煮込まれることがあります。
見た目、美味しそうではないけれど、甘い味付けの料理が好きな方にはぴったりのカレーです。 - 煮込み・カレー (Hin / ဟင်း または Cho Chet / ချိုချက်): まれにですが、野菜中心のヒン(カレー)の具材として使われたり、ココナッツミルクと砂糖などで甘く煮込んだ「チョーチェッ(甘煮)」として、デザートのように食べられたりすることもあります。
定番の食べ方④:お菓子(モン)の材料にも
潰したサツマイモを生地に練り込んだり、餡として使ったりと、伝統的なお菓子(モン / Mont / မုန့်)の材料としても利用されます。もち米粉や米粉、ココナッツ、パームシュガーなどと組み合わせて、蒸し菓子や揚げ菓子などに使われることがあります。

ミャンマーのタピオカココナッツプディング
栄養と日本での楽しみ方
サツマイモはご存知の通り、食物繊維やビタミン(特にビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC)、ミネラルが豊富な健康食材です。
日本でも一年中手軽に手に入るサツマイモ。焼き芋やスイートポテトも美味しいですが、ぜひミャンマー風の食べ方、特に**「カズンウー・ジョー(サツマイモのフリッター)」**を試してみてはいかがでしょうか? 塩味ベースのサクサク衣とサツマイモの甘じょっぱい組み合わせは、きっと新しい発見があるはずです!
まとめ
日本の食卓でもお馴染みのサツマイモですが、ミャンマーでは「カズンウー」と呼ばれ、定番の揚げ物スナックから煮込み、お菓子まで、本当に幅広く活用されている万能食材です。日本とは少し違ったサツマイモの楽しみ方、ぜひ試してみてくださいね!

