こんにちは!バーミーズ東京の鈴木ラペ子です。
プルプル、くにゅくにゅとした独特の食感が楽しい「こんにゃく」。日本ではおでんや煮物、田楽などで大活躍ですが、ミャンマー料理、特に少数民族の食文化が豊かなシャン州では、どのように食べられているのでしょうか? 実は、日本とはまた違った形で、こんにゃくの仲間が食卓に登場することがあるんです。今回は、ミャンマー・シャン州の「こんにゃく」事情を探ってみたいと思います!
ミャンマーの「こんにゃく」について
ミャンマーでは「ウーオゥ(Oo Ou / ဝဥ)」と呼ばれるコンニャクイモの仲間が存在します。日本のような商業的な板こんにゃくや糸こんにゃくの流通は限られていますが、特に中国雲南省と国境を接するシャン州では、「魔芋(móyù)」の影響を受けた自家製の形で利用されている可能性が高いです。そして、主にシャン族をはじめとした少数民族が食べているようです。写真は、シャン州の南、カローの市場で撮影したこんにゃくの塊です。時々しか売っていないそうです。
シャン州でのこんにゃくの調理法
以前、北タイとミャンマーの国境でタイルー族の家にホームステイした時は、タイルー族伝統的なこんにゃく料理を振る舞っていただきました。

2024年4月北タイの国境のワンパイ村のこんにゃく

2024年4月北タイの国境のワンパイ村のタイルー族の方が長く茹でた蒟蒻芋を押し出して茹でてくれています

こんにゃくいもからできた茹でたてのこんにゃく

タイルー族の方に出来立てこんにゃく料理を振る舞ってもらいました
- 炒め物 (ကြော် – Kyaw):薄切りや短冊切りにしたこんにゃくを野菜、肉、ハーブなどと炒めた料理。
- スープや煮込み (ဟင်းချို / ဟင်း – Hin Gyo / Hin):食感のアクセントとして、あっさりしたスープや具沢山な煮込み料理に加えられます。
- 和え物・サラダ (သုပ် – Thoke):細切りや麺状にしたこんにゃくをいろいろな調味料であえたもの。日本の刺身こんにゃくとは異なり、他の野菜や豆類と混ぜ合わせるスタイルです。
日本のこんにゃくとの違い
基本的な特徴は日本のこんにゃくと同様で、独特の弾力と歯切れの良い食感が特徴です。ただし、製法の違いにより、匂いが少なかったり食感が柔らかかったりする可能性があります。
日本での入手方法や代用
ミャンマー特有のこんにゃく製品の入手は難しいかもしれませんが、以下の方法が考えられます:
- アジア食材店で中国やタイ産のこんにゃく製品を探してみる
- 日本の板こんにゃくや糸こんにゃくを使い、アク抜きや隠し包丁で味を染み込みやすくする工夫をする
シャン州の食文化は多様で興味深いものがあります。こんにゃくの使い方もその一例であり、日本とはまた異なる楽しみ方があることでしょう。
しかし、ものすごい時間と労力をかけて作るこんにゃく。誰が一体食べようと思いついたのだろうといつも最初の発見者の凄さを考えてしまいます。


