◆シャン州・カチン州で風味づけに欠かせないバジル。
◆英名:バジル( Basil), ミャンマー名:ピンゼイン(Pin Sein)、和名は「メボウキ」学名: Ocimum basilicum
以前から紹介していた情報に誤りがあり、2020年10月26日にアップデートしました。
バジルは、タイ料理でも欠かせないハーブ。ミャンマーでも使われているかというと、特にシャン州・カチン州で使われていることがわかりました。
ミャンマー名で「ピンゼイン(pin sein)」。
実は、いろんな英語のサイトで、このピンゼインはオリエンタルバジルと紹介しているものがあったのでそうだと信じ込んでいたのですが2020年年始におとづれたシャン州カローでいただいたピンゼインは、オリエンタルバジルの香りとは違い、もっとすっきりとした爽やかな香りだったのです。
そう、レモンバジルに近い感じ。
シャン州ではヒンやスープの風味づけに。カチン州ではニンニク・唐辛子と一緒に叩いて肉や魚と一緒に混ぜてから炒める料理に使われています。
カローでいただいた、チーズとピンゼインのヒン、本当に美味しかった。
そんなピンゼインですが、やっかいなことに、摘んだ直後に黒ずんで劣化してしまうこと。
実は自宅のプランターにピンゼインを育てていて、摘んですぐに撮影しようとおもったらすでに黒ずんでしまう。
そんな繊細な香り高いハーブピンゼイン。
ぜひその固有ハーブの素晴らしさを経験してもらえる機会を作れるように頑張りたいと思います。
ミャンマー産のピンゼインを栽培できることを夢見つつ。
参考文献:Medicinal Plants of Myanmar
https://www.tuninst.net/MMPD/TIL/famL/Lamiaceae.htm