◆ミャンマー料理で必ず使う、香味を砕く役割の石臼。
言い訳すると、
私はミャンマー語(ビルマ語)よりも、ミャンマーよりも「ミャンマー料理」に興味を持ってしまい、以来ミャンマー料理研究に没頭しビルマ語を覚えるのが二の次状態になっています。
ミャンマー料理研究をしてから毎日のように使っているタイでは「クロックヒン」と呼ばれる石臼。
ミャンマー語でなんというか毎回聞き忘れてしまうのですが、自分が覚えるためにも
ここに記しておきます。
石臼:「ナッヨゥソゥ」です。
はい、書いておけば覚えます。
それぞれの単語に必ず意味があるのだけれど、それはまたおいおいお知らせするとして
ミャンマーで使われている石臼、少し特徴があるのでご紹介したいと思います。
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厚みがあって大きい。そしてとても重い。
タイ食材店で売られているクロックヒンは工業製品のごとく、統一的な研磨が施されていますがミャンマーの石臼はかなり厚みがあり、人の手で削られたような風合いが特徴です。(もちろんタイにもあると思いますが)
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中の窪みが緩やかで浅く、叩くよりもすりつぶすのに適している。
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石臼ではなく、アルミ+木の棒の素材がある
これは、ご家庭・料理教室でも見ましたが、軽いアルミで作られた石臼と木の棒で叩くのもよく見かけました。
私は本来ミャンマーの石臼を買いたかったのだけれど、流石に手荷物検査でひっかかりそうな重量のため、軽いアルミ+木の棒の調理器具を当時三百円くらいで金物屋さんみたいなところで購入しました。
今思うと、よくあそこで買ったなーと思うような風合いのお店ですが、今となっては良い思い出です。
あと、面白いのがこちらのナッヨゥソゥ、他の形とことなりますが、これ
ラカイン族の石臼なんだそう。
少し民族が違うので、叩くというより完全に「すり潰す」方が目的となっている
石臼。これは、ミャンマーカローに在住しているAsia Xさんのお家に遊びに行った際に
珍しい調理器具として見せていただきました。
早くミャンマーに行って、大きな石臼を持って帰って来れる日を楽しみに。
今は日本でミャンマー料理研究に励みます!!