ミャンマーの発酵豚「ワッターチン」
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■生の豚を乳酸発酵させたシャン族の伝統的な発酵食

 

日本語:ワッターチン 英語:Fermented Pork

 

生肉を米と一緒に発酵させて酸っぱくさせる料理。

ミャンマーのシャン族では未だ食べられている料理です。

このワッターチンとほぼ同様の料理があるのが北タイの「ネーム」แหนม
日本のタイ料理店でもたまに販売されている酸っぱいソーセージです。

 

でも、ネームとは何かが違う・・かもしれないと思い私はミャンマー側から調査してみました。

今の所、ミャンマーで主流となっている作り方は
「豚肉・米・塩」オンリー。
豚皮などが入っているケースはあまりみられず、ご飯の形がしっかり残ったようなテクスチャーです。
そのため、ソーセージというよりは少し固めのペーストを食べているような印象。

 

ミャンマーの発酵豚「ワッターチン」
ミャンマーの発酵豚「ワッターチン」

 

ちなみに、ワッターチンは、「生の豚を常温で数日発酵させる」という食中毒とって危険な料理になるため、今では亜硝酸塩をベースにした保存料を混ぜて作っているところの方がほとんど。

そして、現地でも安全をとる場合生肉で食べずに蒸して食べたりするそうです。

 

生でも乳酸発酵で酸っぱくなっているので大丈夫ではないかと思ってしまいますが、電気の供給がままならないミャンマーの地で、製造年月日が書かれていない限りできるだけ蒸して食べた方が安全と思うのは間違えないかなと思った次第。

 

私は、自家用ではたまにワッターチンを作ります。自家用なので自己責任で生で食べたり、蒸したり。

自家製で作ると空気が触れた瞬間から色褪せします。

自家製の生の発酵豚ソーセージ「ワッターチン」
ネームパウダーなどを使用していないせいか、空気に触れると色が褪せてしまう。(でも味は酸っぱくて美味しい)

 

ちなみに、東京のシャン料理店「ノングインレイ」「ヤマニャ」「ゴールデンバガン」さんでは、ワッターチンが食べれますので、ぜひ食べてみてくださいね。

 

ミャンマーの発酵豚「ワッターチン」
高田馬場のノングインレイの「ワッターチン」

 

 

 

 

 

 

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