ミャンマー料理研究家の鈴木ラペ子です。
ミャンマーの魅力って色々ありますが、やっぱり外せないのが活気あふれる屋台飯(ストリートフード)だと思いませんか? 朝早くから夜遅くまで、街角には美味しそうな匂いを漂わせる屋台がたくさん!そこには、ミャンマーの人々の日常と、美味しい食文化がギュッと詰まっているんです。
今回は、数ある屋台メニューの中から、特にミャンマーの人々に愛されている「軽食・スナック系」の人気ストリートフードを15種類、厳選してナビゲートします! これを読めば、あなたもミャンマーの街角グルメ通になれるかも?
定番!ミャンマーの和え物・サラダ
ミャンマー料理といえば「トウッ(Thoke)」と呼ばれる和え物・サラダが欠かせません!屋台でも色々な種類が楽しめますよ。
ラペットゥ(ラペットウッ) (Laphet Thoke) – 定番お茶の葉サラダ

まずはこれ!ミャンマーを代表する「食べるお茶」。発酵させたお茶の葉の独特な風味と、揚げた豆やナッツ、キャベツ、トマトなどの具材が混ざり合い、カリカリ、シャキシャキ…食感も香りも最高!一度食べたらやみつきになる、まさに国民的サラダです。
サモサットゥ(サモサトウッ) (Samusa Thoke) – サモサのサラダ

揚げたサモサを大胆に手で崩して、玉ねぎ、キャベツ、ひよこ豆、ミントなどの野菜やハーブと、少し酸味のある特製スープで和えた、ボリューム満点のサラダ。サモサの香ばしさと野菜、スープが絶妙にマッチ!小腹が空いた時にぴったりですよ。
トーフットゥ(トーフートウッ) (Tohu Thoke) – シャン豆腐のサラダ

ヘルシー派におすすめ!ミャンマー北部シャン州名物の「ひよこ豆」から作られた、ふわっと柔らかい豆腐(トーフー)を使った和え物サラダです。崩した豆腐に、キャベツ、パクチー、砕いたピーナッツ、タマリンドの酸味などが加わり、さっぱりだけどコクのある美味しさ!
タミントウッ (Htamin Thoke) – ライスサラダ(ご飯の和え物)

「ご飯の和え物」って珍しいですよね?でもこれが美味しいんです!炊いた(少し冷めた)ご飯に、それぞれのオーダーに合わせていろいろな具材や調味料、香草などを混ぜ合わせて作るライスサラダ。色々な味が混ざり合って、さっぱり食べられます。
カウスエトウッ (Khauk Swe Thoke) – 屋台定番の和え麺

麺類は外すと言いつつ…これは外せません!ミャンマーの屋台で「和え麺(サラダ)」といえばこれ!小麦麺や米麺など色々な麺を使い、数種類のタレや調味料、揚げ物のかけら、刻み野菜などをその場で手早く和えてくれる、シンプルだけど奥深い味わい。まさにストリートの味!
香ばしさがたまらない!揚げ物天国
ミャンマーの人は揚げ物(アチョー)が大好き!屋台には、香ばしい匂いを漂わせる様々な揚げ物が並びます。
アチョーソン (Akyaw Sone) – 揚げ物盛り合わせ


「アチョー」は揚げ物、「ソン」は色々、つまり「揚げ物盛り合わせ」!ひょうたん、玉ねぎ、豆、エビ、バナナなど、屋台に並ぶ様々な種類のフリッターから、好きなものをいくつか選んで盛り付けてもらうスタイル。ピリ辛のタレにつけて食べるのが最高!選ぶのが楽しいですよ♪
コーピャンチョー (Kaw Pyan Kyaw) – 揚げ春巻き

日本でもお馴染みの「揚げ春巻き」。ミャンマーでも定番の人気スナックです。野菜やひき肉などの具材を包んでパリッと揚げたもの。屋台では他のアチョーと一緒に売られていることが多いですね。スイートチリソースがよく合います。
生春巻きもあります。

ガズンコージョーチョー (Gazun Kou Kyaw) – サワガニなどの小蟹の揚げ物

これは見つけたらぜひ挑戦してほしい!サワガニのような小さなカニの身と片栗粉で作られた生地を揚げた香ばしさ満点のワイルドなスナック。塩味が効いていて、おやつにもビールのお供にもぴったりなんです。
屋台の定番!焼き物・蒸し物・軽食
揚げ物以外にも、ミャンマーの屋台には手軽で美味しい定番軽食がたくさん!
モンリンマヤー (Mont Lin Mayar) – 夫婦スナック

この名前、可愛いですよね!「夫婦のお菓子」なんて呼ばれています。たこ焼き器みたいな鉄板で焼いた半球2つを、愛情込めて(?)ドッキング!中には豆やパクチーが入っていて、見ているのも楽しい屋台のスター。アツアツをどうぞ!
ベインモン (Bein Mont) – ミャンマー風パンケーキ

これも屋台の人気者!ミャンマー流のパンケーキというか、厚焼きクレープというか。米粉ベースの生地にココナッツスライスや豆などを混ぜ込んで、鉄板でじっくり香ばしく焼き上げます。素朴な甘さがたまりません。
ベインモンは甘くないバージョンもあります。

モンピャッタレッ (Mont Pyar Tha Let) – 米粉の薄焼きパンケーキ

モンピャータレッは、ベインモウンよりもさらに少し水で伸ばして薄米粉を水で溶いたシンプルな生地を、鉄板の上で焼いたもの。もちもち感が良い感じ!
さらに、クレープのように薄〜く焼いて、インド風にアレンジされたものが「ランタレーッ」と呼ばれています。ミャンマーにもある、インド発祥の「ドーサ」に似ているけれど、やはり異なる料理。私はランタレーッが好みです⭐︎


アキン (Akin) – 肉や魚などの串焼き

シンプルイズベスト!鶏肉や豚肉、魚などを串に刺して、炭火などで香ばしく焼いたもの。屋台によって色々な部位や種類が楽しめます。手軽にタンパク質補給!
ちょっと変わり種?試したいローカルフード
定番もいいけど、せっかくならちょっとディープなミャンマーの味も試してみませんか?
ワッタードウトウ (Wet Thar Dok Hto) – 豚モツの串煮込み

これは見た目にインパクトあり!豚の耳や皮、タン、いろんな内臓などを串に刺して、大きな鍋で醤油ベースのタレでぐつぐつ煮込んでいます。自分で好きな串を選んで、その場でピリ辛のタレにつけて食べるスタイル。ローカル感満点で、お酒が進む味かも?
セイッベー (Seik Be) – ヤギ肉とひよこ豆のスープ

ヤギ肉(または羊肉)と、とろとろに煮込まれたひよこ豆(または他の豆)が入った、滋味深い栄養満点のスープ。シナモンなどのスパイスもほんのり効いていて、体が温まります。屋台やローカル食堂で見かける、隠れた名物スープです。
ストリートフードを楽しむためのヒント
ミャンマーで屋台飯を楽しむための、ちょっとしたヒントです。
どこで食べられる?
街の至る所に屋台はありますが、特に市場(ゼー)の周りや、パゴダ(仏塔)の参道、人通りの多い道端などに多く集まっています。ティーショップ(ラペイエサイン)の店先で売られていることも多いですよ。
衛生面は?
やっぱり気になりますよね。基本的には、たくさんのお客さんで賑わっているお店や、目の前で調理していて清潔そうに見えるお店を選ぶのがおすすめです。心配な方は、しっかりと火が通っているものを選ぶと良いでしょう。(私は結構どこでも食べちゃいますが…自己責任でお願いしますね!)
注文は?
言葉が通じなくても、指差しやジェスチャーで大体なんとかなります!笑顔でコミュニケーション!
日本(東京)では?
不定期で、日本の在住ミャンマー人よって屋台が出店するイベントやお祭りが開催されます。
また、高田馬場などのミャンマー料理店や食材店で、今回紹介したメニューの一部(サモサトウッ、ラペットゥなど)が食べられたり、テイクアウトできたりする場合があります。
色とりどりのミャンマー屋台飯の世界へ!
ミャンマーの人気ストリートフード15選、いかがでしたか? 和え物、揚げ物、焼き物、煮込み…本当にバラエティ豊かで、見ているだけでお腹が空いてきちゃいますよね!手軽に食べられるのに、しっかりとその土地の味や文化が感じられるのが、屋台飯の最高の魅力だと思います。
ミャンマーを訪れる機会があれば、ぜひ勇気を出して色々な屋台の味に挑戦してみてください。きっと素敵な食体験が待っていますよ!
そして、日本でもミャンマー料理への興味がもっと深まった方は、ぜひ当サイト https://burmese.tokyo の他の記事も覗いてみてくださいね。本格的なレシピや、さらにディープな食文化の話も発信しています。自分で作ってみたい!という方は、オンライン教室もチェック!
