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ワークショップやイベントを不定期で実施!過去の活動も掲載しています。
Vol.11 ミャンマー カチン族の伝統料理ランチ
2020/10/25(日)11:00〜16:00 渋谷神山町 まるたごはん
ミャンマーカチン族伝統料理プレート









2020年10月25日(日)天気が良い中、
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今回のテーマはカチン料理。
カチン族は、ミャンマー北部に位置するカチン州の民族の総称。
カチン族の中でも12の民族がありますが、 今回はプロパーカチン族のとてもやさしい御婦人「アジさん」 に教えてもらったお料理。
今回はアレンジせずに、 アジさんに教えてもらったお料理そのままをご提供しました。
(0)マジーユェヒンチョー
タマリンドの葉の新芽をピクルスにしたスープ。 丸鶏を煮た濃厚スープをベースにしたスープで提供しました。
(1):Shat Jam(シャッジャム)
シャッジャムとは、カチン語で「shat (ご飯)Jam(混ぜる)」の意でカチン族の名物郷土料理。
チキンと卵と乾燥納豆がポイントです。
(2):Shan Khak(シャンカッ)(ビーフ)
カチン語で(Shan(肉)Khak(ミンチ))の意。 ミャンマー語ではアメーダーカチンチェと言われています。
牛肉と大量のニンニク・唐辛子・ハーブを混ぜて作ります。 お裾分けいただいたカチン特有の山椒と、 カチンシナモンを使って仕上げました。 ミャンマーの牛肉は結構硬くてカチンの料理はかなり水分を飛ばし て炒めるのが特徴なのでそのまま現地仕様で作りました。
(3):Shan Khak(シャンカッ)(ポーク)
豚肉は現地でも食べられている皮付き豚肉を使用。乾燥カリン( チンソーフルーツ)の酸味で豚の臭みを中和しています。
さらに、 カチンではよく食べられているドクダミやカチンでも食べられてい る野草を少し加えて変化をつけてます。
(4):JapHtu(ジャプチュ)セィッター
セィッターは、(ヤギ肉)のこと。 ミャンマーでは羊よりもヤギ肉が食べられています。
干し肉と生ニンニク・生唐辛子を一緒に潰してご提供しました。 ほぼ激辛肉ふりかけの感覚。
(5)JapHtu(ジャプチュ)ンガー
ジャプチュはカチン語で「叩き潰す」の意。
今回ヤギ肉以外に干し魚もご用意しました。
(6)JapHtu(ジャプチュ)アールー
アールーはビルマ語でじゃがいもの意。 ミャンマー全土で食べられているじゃがいも。
今回はカチン族が食べているレシピに、 少し油を加えて食べやすくしました。
(7)ペーボートウッ
日本で食べられいる納豆のねばねば感はカチンでも同じのようで、 日本の納豆を使った和えものをお出ししました。
(8)カチンエッグ
カチン州には中国の影響を受けていることもあり、 茶卵が売られています。
これは、カチン族の料理ではないのですが、 ヤンゴンで食べた茶卵をイメージして
真っ黒い中には健康に良いと言われているカチンの秘密のフルーツ を代用したものも少し入れて漬け卵を作りました。
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以上がご提供料理です。
今回もみなさんから
ミャンマーのカチン族の伝統味を体験いただけてとてもうれしかったです。