cooking names of Burmese cuisine
ミャンマー料理の肉の名前一覧
ミャンマー料理で使う欠かせない食肉周りの呼び方をまとめてみました。
チェッター
鶏肉
Kyet=鶏 Thar=肉 (チェッター)という意味。基本「肉」はTharが今後続いていきます。
チェッターヒン(ミャンマーの鶏カレー)でおなじみの鶏。
ミャンマーでは地鶏の方が多いのか日本で買うようなブロイラーよりも色が濃い。市場では鶏丸ごとが売られており、捌き方をお店のスタッフにつたえるとその通りに捌いてくれるようです。
ベッター
アヒル肉
ミャンマーでは、鶏肉よりと同じくらい食べられているのが「アヒル肉」。日本の鴨肉とは少し違い、やや鶏肉に似ていますが味が濃厚なのが。ミャンマー人はアヒル(鴨)の肉が大好きです。
ベッウー
アヒル肉
アヒルの卵は「ベッウー」(ウー=卵)といい、モヒンガーのトッピングの茹で卵は、アヒルの卵だったりします。
ミャンマーでは卵の値段は日本よりも高いので日本の感覚でオーダーすると割高感があるのでご注意を。
ウェッター
豚肉
ミャンマーでは宗教が仏教徒が多い国。
その由縁からか豚肉を食べないポリシーの方も多いようなのですが、食べる方ももちろんいて、正肉だけでなくホルモンや耳などの部位も積極的に食べられています。
豚の三枚肉(豚バラ肉)は、基本皮付きが多く、アキンと呼ばれるグリルで皮をパリッとさせたり、ヒンではトロッとした皮付き脂を美味しく食べています。
アメーダー
牛肉
ミャンマーは多民族国家の上、仏教徒が多い宗教上の理由と、長年の食文化で牛は働き手として重宝されているため、食べる機会は日本のそれよりは圧倒的に少ないのだそう。
ミャンマーの牛肉は硬くて、サシが入ったようなカルビのような柔らかい牛肉は食べられていないのだそう。
そんな中、北部のカチン州では牛肉よく食べられていて、ホルモンも食べられています。
セイッター
ヤギ肉
実はインドやネパールでも同じようなあるあるが起きているのがこのヤギ肉と羊肉問題。ミャンマーでは羊肉よりもヤギ肉がよく食べられていて「セイッター」と呼ばれています。ミャンマーのカレーのおかずにも良く登場し、臭みを消すためか鶏肉のカレーなどに比べてスパイスを多く使うのが特徴。
特に、干しヤギ肉を、玉ねぎと和えたサラダや、カチン州では石臼で唐辛子と一緒に叩いたヤギ肉のおかずをよく食べられているのだそう。
トーター
羊肉
ヤギ肉と同じく、混乱してしまう羊肉。
ミャンマーでは、羊肉よりもヤギ肉の方が多く食べられているそうですが、では羊肉は食べないのか?と言われると食べないわけではないそう。
「マトン」を指すワードがヤギ肉なのか、羊肉なのかは人次第ですが、
ミャンマー人の中では明確に違いがあり、日本でも手に入りやすいのは「サッター(羊肉)」、そうでないのは「セイッター(ヤギ肉)」という分類をしていました。
東京のミャンマー食材店で干し肉を買う場合、この違いに注意しておくと良いです。
サッター
鹿肉
厳密には鹿の中でもSambar(サンバー)と呼ばれる種のシカらしく、Deer(もしくはStag)で調べてもなかなか出てきませんでした。
鹿肉は、ミャンマーの中でも山の方で食べられているようで、大抵干し肉にして流通していて、干し肉をニンニクと唐辛子で叩いた料理として食べられるようですが、ご飯に混ぜたりカレーにするご家庭も。
ミャンマーの食材店の干し肉コーナーでセィッター(ヤギ肉)と、サッター(鹿肉)置いてありますのでご注意を。
トゥウェッター
猪肉
いろんなものを食べる野生の猪。臭みも強いのが特徴ですが、ミャンマーでは猪肉も食べられています。
特に山岳地域のカチン族ではよく食べているそうで、豚肉よりも美味しい!と言っていました。
残念ながら私はまだ本国で猪肉を食べていないのですが、次回ミャンマー訪問の際はぜひ食べてみたいと思います!
チェッカリーザ
鶏の内臓
鶏肉の内臓は、特にヒンやスープ、鳥の丸ごと焼きなどで使用されています。なかなかワイルド!
チェッチッィダウイ
鶏の手
ミャンマーでは鶏を余す事なく食べる文化が!スープやサラダにして食べられています。
ワッカリーザ
豚肉の内臓
豚肉の内臓は、ヒン(カレー的な)や、ワッタードットと呼ばれる串に指した煮込み、などに使われています。
ウェッナンヨー
豚の軟骨・スペアリブ
スペアリブはグリルに、軟骨はスープに使用されています。下の写真はヤンゴンのシャン族のお母さんが作ってくれた高菜と豚の軟骨のスープ
ウェッラヴェイ
豚の腸
豚の内臓の中でも「腸」を指す言葉として使われるそう。高田馬場のBABA FEEL焼鴨さんで教えていただきました。