Fishes names of Myamnar
ミャンマーで食べられている魚一覧
ミャンマーは、国土が広く、淡水魚・海水魚どちらも食べられているのですが
「この魚、ミャンマーではなんて呼ばれてるんだろう?」と疑問に思ってもこの魚の名前がわかる一覧が存在しない!
ということで、自分の勉強のためにもコツコツ調べ、まとめてみました。
まだまだ信憑性がない情報もあるので間違っていたらすみません。
ご指摘もアドバイスも大歓迎です!ぜひお気軽にメールかIG・FBでご連絡ください。
参考サイト:
- http://mmlazp.blogspot.com/2018/01/blog-post_76.html
- http://www.myanmarfishery.com/marine/index_3.htm
- https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Fish_of_Myanmar
(画像をクリックすると、魚の説明がわかるWikipediaにリンクします)
Special Thanks:
JMCC、こみょーみょー、Zelele9999
淡水魚
ンガクー(Nga Ku)ငါးခူ
ミャンマーでは「ナマズ目」の魚が多い!一般的なナマズをさすのは「ガクー」と呼ばれれいます。
ンガジーン(Nga gyin)ငါးကြင်း
東南アジアでも食用として愛されている、白コイとしても知られる鯉。
とあるミャンマー料理店では「ルヒ」と訳されていました。
ンガシーン(Nga sine)ငါးသိုင်း
コイ科のカトラは淡水魚で、東南アジアで広く食べられている魚。
体が少し平らで尾は深く、口は広く、下顎が目立つ外観が特徴。
ンガミーチン(Nga Myit Chin)ငါးမြစ်ချင်း
ローフーは、南アジアの河川で見られるコイ科の魚の一種。
食用としてよく食べられている魚です。(東京のハラール食材屋さんでも購入ができます)切り身もあるので便利。すり身でも売られています。
タラビア(Tala Bia) တလားဗီးယား
世界各国で食べられているティラピア。食用のための養殖もさかん。隣国タイではプラーニンと呼ばれていますが、ミャンマーでは「タラビアー」と呼ばれているそう。東京のハラール食材店で購入できます。(引き続き情報提供いただいたY.Sさんありがとうございます!)
ンタガン(Nga-tan )ငါးတန်
パンガシウス。Pangasius Hypophthalmus もしくは striped catfish というそう。
体長は大きく、日本のスーパーでもこの頃見かけるようになりました。
脂を感じる少しプリッとした白身。
ンガバッ(Nga Bat)
別名「ヘリコプターナマズ」すごく大きいです。南アジアおよび東南アジア原産のSiluridae科の淡水ナマズです。古くから東南アジアの食糧として利用されてきた魚種の一つだそう。
ンガヤン(Nga Yan)ငါးရံ့
いわゆる「雷魚(ライギョ)」スズキ目 タイワンドジョウ科に 分類される 淡水魚の 総称。
バングラデシュでshoil(ショーレー)と言われ、インドやインドネシアでも食べられています。タイではプラーチョンと呼ばれ、食べられている魚です。
ライギョの仲間もミャンマーで食用されていて、
ンガヤンカングー ငါးရံ့ခေါင်းတို (Dwarf snakehead)
ンガヤンダイ ငါးရံ့ဒိုင်း (Bullseye snakehead)
ンガヤンパーノゥ ငါးရံ့ပနော် (Irrawaddy snakehead/ Panaw snakehead)
などの種類があるようです
ンガミン(Ngar Min)ငါးမြင်း
ナマズ目スキルベ科の魚で2つ同じ呼び方があるそうなのですが、
「 Proeutropiichthys taakree」「Silonia silondia」があり、Silonia silondiaはガピငါးပိの材料になるんだそう。「ミン」という発音は、ミャンマー語で「馬を表すそう。ミャンマーでは親しまれている魚で、上顎と下顎のくちばしが長く、頭の取り扱いは十分注意が必要とのこと。
ボー(Boal)
アメリカナマズ(Ictalurus punctatus)。日本にも食用目的で導入されたが増えすぎて特定外来生物に指定されいます。
ンガシン(Nga shin)ငါးရှဉ့်
ミャンマーでは日本で食べられている「うなぎ」とは少し異なり、淡水で育つ「タウナギ」の方が市場によく出回っていて「うなぎとは食感も味も異なり肉質は硬いのだそう。
ンガリンバン(Nga Lin Ban)ငါးလင်ဗန်း
日本と同じうなぎを指すのは「ンガリンバン」(Nga Lin Ban)なんだそう。
こちらはミャンマーではそこまで市場に出回っていないそう。
(FBで情報提供いただいたY.Sさん、ありがとうございます!)
ンガペー(Nga Phae)
和名に「ナマズ」が入っていますがナマズではなく、アロワナに近い仲間の古代魚だそう。体が平たくナイフのようであることから、「ナイフフィッシュ」「フェザーバック」という英名があり、ミャンマーやタイなどの東南アジアではすり身の状態で売られています。
ちなみに、市場でみた「ンガペー」は、小ぶり。Wikiを見ると体長20cmから1mになるそうなので、おいしいンガペーは小ぶりサイズなのかなと推測。
皮からすり身をヘラでこそげ取り、計り売りしてました。この魚で作るすり身は揚げるとぷっくら膨らみ、時間がたつとしぼみます。この本物(おいしい)すり身は「ガペーチッ」と呼ばれると言っていました。
ンガポゥナ(Ngar Po Nat)
とあるミャンマー料理店でも「タポシ」の料理があってすごく気になってたのですが、ようやくわかったのがParadise threadfin パラダイススレッドフィンという魚であること!淡水河川で発見され、貴重な食用魚だそうです。長い髭みたいなのが特徴的。
ンガタレド(Nga Ta Red) ငါးသလဲထို
Lepidocephalichthys berdmorei どじょうの仲間で、Burmese loach とも呼ばれているのだそう!
▼参考文献
https://www.fishbase.se/summary/24680
海水魚
ンガタラウッ(Nga Tha Lauk)ငါးသလောက်
ニシン科に属するニシンでふわっとした食感が◯ミャンマーでも高級魚です。
ンガダン / ンガミン(Nga Dan / Nga Myin)
ンガシュエ(Nga Shwe)ငါးရွှေ
黄色味がある皮が特徴のイエローパイクコンガーは、ウナギファミリーでハモ科で、ベンガル湾などの河口柔らかい底に生息しているそう。結構大きくて全長50cmには成長するそう。
ンガニッ(Nga Ni Tu)ငါးနီတူ
いわゆるカタクチイワシ(アンチョビ)全般を、Nga Ni Tu(ンガニッ)と呼ぶそう。
写真のリンクはベンガルで取れるインディアンアンチョビです。
ベージン(Bee-zin)ငါးကွမ်းရှပ်
Mackelというと、「サバ」と勘違いしてしまそうですがスパニッシュ・マカレルは「サワラ」のことなんだそう。スペインサバは、体全体に黄色またはオリーブ色の楕円形の斑点があるそうです。
ンガバイン(Nga Ba Yin)
その他魚介
バズン・パズン(Pazun/Buzun)
俗にいうエビ。ロブスターや、大きなエビの場合は別の呼び方があります。
ピンジンガー()
俗にいうイカ。イカの種類も色々ありそうですが、まだまだ調査中です
ンガーウー(Nga-u)
魚卵。魚卵を使った料理はミャンマーでも色々あり、特にヒルサの魚卵のカレー(ヒン)は最高においしい!その他Dawei名物のDaweiモンティのトッピングに魚卵が入っていたりします。写真はなんの魚の魚卵かわからないけど私が撮影したもの。
ゴーン
いわゆる貝全般を指す言葉が「ゴーン」だそう。個別の名前は調査中です
いわゆる貝全般を指す言葉が「ゴーン」だそう。個別の名前は調査中です
その他不明なミャンマーの食用魚
すごく色々調べてみたのですが、どうしてもわからない魚たちの写真です。
もし、このページを見て「知ってるよ!」という方がいたらぜひ
burmese.tokyo2019@gmail.com
までご連絡いただけるととても嬉しいです!
気軽な気持ちで「ないなら、私が魚をまとめてみよう!」と思ったのが後悔の始まり。
そもそも魚は詳しくないのに、知らない魚ばかり(特にナマズ目とコイ目)が出てきてまとめるのに苦戦しました。そしてきっと手に入らない魚ばかり・・
一旦はこのくらいで終了しておきます。
しかし、思った以上に淡水魚が大きくてびっくりしました。