![ミャンマーの魚の名前一覧](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/myanmar-fishmarket.jpg)
Fishes names of Myamnar
ミャンマーで食べられている魚一覧
ミャンマーは、国土が広く、淡水魚・海水魚どちらも食べられているのですが
「この魚、ミャンマーではなんて呼ばれてるんだろう?」と疑問に思ってもこの魚の名前がわかる一覧が存在しない!
ということで、自分の勉強のためにもコツコツ調べ、まとめてみました。
まだまだ信憑性がない情報もあるので間違っていたらすみません。
ご指摘もアドバイスも大歓迎です!ぜひお気軽にメールかIG・FBでご連絡ください。
参考サイト:
- http://mmlazp.blogspot.com/2018/01/blog-post_76.html
- http://www.myanmarfishery.com/marine/index_3.htm
- https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Fish_of_Myanmar
(画像をクリックすると、魚の説明がわかるWikipediaにリンクします)
Special Thanks:
JMCC、こみょーみょー、Zelele9999
淡水魚
ンタガン(Nga-tan )ငါးတန်
パンガシウス。Pangasius Hypophthalmus もしくは striped catfish というそう。
体長は大きく、日本のスーパーでもこの頃見かけるようになりました。
脂を感じる少しプリッとした白身。
![カローの市場にて。これはンガミンではないかと推測。](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6711.jpg)
![パンがシウスはフィレ状態でも売られている](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6707.jpg)
ンガヤン(Nga Yan)ငါးရံ့
いわゆる「雷魚(ライギョ)」スズキ目 タイワンドジョウ科に 分類される 淡水魚の 総称。
バングラデシュでshoil(ショーレー)と言われ、インドやインドネシアでも食べられています。タイではプラーチョンと呼ばれ、食べられている魚です。
![Nga Yan(ငါးရံ့)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/Channa_striata_after_Bleeker_1879.jpg)
![ヤンゴンのシティマートにて撮影した雷魚(ライギョ)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6735.jpg)
ライギョの仲間もミャンマーで食用されていて、
ンガヤンカングー ငါးရံ့ခေါင်းတို (Dwarf snakehead)
ンガヤンダイ ငါးရံ့ဒိုင်း (Bullseye snakehead)
ンガヤンパーノゥ ငါးရံ့ပနော် (Irrawaddy snakehead/ Panaw snakehead)
などの種類があるようです
ンガミン(Ngar Min)ငါးမြင်း
ナマズ目スキルベ科の魚で2つ同じ呼び方があるそうなのですが、
「 Proeutropiichthys taakree」「Silonia silondia」があり、Silonia silondiaはガピငါးပိの材料になるんだそう。「ミン」という発音は、ミャンマー語で「馬を表すそう。ミャンマーでは親しまれている魚で、上顎と下顎のくちばしが長く、頭の取り扱いは十分注意が必要とのこと。
![Nga Min](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/1600px-Pseudotropius_taakree_Day_109.jpg)
ンガシン(Nga shin)ငါးရှဉ့်
ミャンマーでは日本で食べられている「うなぎ」とは少し異なり、淡水で育つ「タウナギ」の方が市場によく出回っていて「うなぎとは食感も味も異なり肉質は硬いのだそう。
![カローの市場で見かけたタウナギ(ンガシーン)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6786.jpg)
![Nga Shin(うなぎの串刺し)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/img_1726.jpg)
ンガリンバン(Nga Lin Ban)ငါးလင်ဗန်း
日本と同じうなぎを指すのは「ンガリンバン」(Nga Lin Ban)なんだそう。
こちらはミャンマーではそこまで市場に出回っていないそう。
(FBで情報提供いただいたY.Sさん、ありがとうございます!)
ンガペー(Nga Phae)
和名に「ナマズ」が入っていますがナマズではなく、アロワナに近い仲間の古代魚だそう。体が平たくナイフのようであることから、「ナイフフィッシュ」「フェザーバック」という英名があり、ミャンマーやタイなどの東南アジアではすり身の状態で売られています。
![Nga Phae(ナイフフィッシュ)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/Chitala_chitala_Thomas.jpg)
ちなみに、市場でみた「ンガペー」は、小ぶり。Wikiを見ると体長20cmから1mになるそうなので、おいしいンガペーは小ぶりサイズなのかなと推測。
皮からすり身をヘラでこそげ取り、計り売りしてました。この魚で作るすり身は揚げるとぷっくら膨らみ、時間がたつとしぼみます。この本物(おいしい)すり身は「ガペーチッ」と呼ばれると言っていました。
![カローの市場で見た「本物の」NgaPhaeと言われている魚。](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6715.jpg)
![魚のすり身を皮から削いでいる様子](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6727.jpg)
ンガタレド(Nga Ta Red) ငါးသလဲထို
Lepidocephalichthys berdmorei どじょうの仲間で、Burmese loach とも呼ばれているのだそう!
▼参考文献
https://www.fishbase.se/summary/24680
海水魚
ンガダン / ンガミン(Nga Dan / Nga Myin)
バターフィッシュ(Peprilus triacanthus)はマナガツオ科に属する魚類の一種です。
ミャンマーでも食べられている魚です
![マレーシアの市場で撮影したバターフィッシュと推測・・](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6781.jpg)
![マレーシアの市場で撮影したバターフィッシュなのかな・・(定かではありません)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6780.jpg)
ベージン(Bee-zin)ငါးကွမ်းရှပ်
Mackelというと、「サバ」と勘違いしてしまそうですがスパニッシュ・マカレルは「サワラ」のことなんだそう。スペインサバは、体全体に黄色またはオリーブ色の楕円形の斑点があるそうです。
![Bee-zin](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/Spanish_mack_photo3_exp.jpg)
ンガバイン(Nga Ba Yin)
ゴマフエダイ。スズキ目フエダイ科に分類される魚の一種。別名、ゴマタルミ、カースビ
![Nga Ba Yin](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/240px-Mangrovejack.jpg)
その他魚介
バズン・パズン(Pazun/Buzun)
俗にいうエビ。ロブスターや、大きなエビの場合は別の呼び方があります。
![カローの市場で見た小エビ(バズン)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6789.jpg)
ピンジンガー()
俗にいうイカ。イカの種類も色々ありそうですが、まだまだ調査中です
![カローの市場で見た小エビ(バズン)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6789.jpg)
ンガーウー(Nga-u)
魚卵。魚卵を使った料理はミャンマーでも色々あり、特にヒルサの魚卵のカレー(ヒン)は最高においしい!その他Dawei名物のDaweiモンティのトッピングに魚卵が入っていたりします。写真はなんの魚の魚卵かわからないけど私が撮影したもの。
![ローの市場で見た魚卵(ンガウー)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6787.jpg)
ゴーン
いわゆる貝全般を指す言葉が「ゴーン」だそう。個別の名前は調査中です
![カローの市場で見かけた剥き貝](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6788.jpg)
いわゆる貝全般を指す言葉が「ゴーン」だそう。個別の名前は調査中です
![カローの市場で見かけたタニシ的な貝類](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6790.jpg)
その他不明なミャンマーの食用魚
すごく色々調べてみたのですが、どうしてもわからない魚たちの写真です。
もし、このページを見て「知ってるよ!」という方がいたらぜひ
burmese.tokyo2019@gmail.com
までご連絡いただけるととても嬉しいです!
![ミャンマーのシャン州カローの市場で見つけた魚](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6717.jpg)
![ミャンマーの市場で見つけた不明魚(3)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6714.jpg)
![ミャンマーの市場で見つけた不明魚(4)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6719.jpg)
![マレーシアの市場で見つけた不明魚(5)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6784.jpg)
![マレーシアの市場で見つけた不明魚(6)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6785.jpg)
![マレーシアの市場で見つけた不明魚(7)](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/img_6782.jpg)
気軽な気持ちで「ないなら、私が魚をまとめてみよう!」と思ったのが後悔の始まり。
そもそも魚は詳しくないのに、知らない魚ばかり(特にナマズ目とコイ目)が出てきてまとめるのに苦戦しました。そしてきっと手に入らない魚ばかり・・
一旦はこのくらいで終了しておきます。
しかし、思った以上に淡水魚が大きくてびっくりしました。