◆ミャンマー唯一無二の発酵黒豆ペースト「ポンイェージー」は数千年前から伝統製法で作られている酸っぱい味噌
英名:Pone Yay Gyi ミャンマー名:ポンイェイジー、ポンイェージー
てっきりだいぶ前にご紹介したと思っていた私が大好きなPone Yay Gyi(ポンイェイジー)、ブログでご紹介していなかったという失態がわかり急遽ご紹介いたします。
ミャンマーの乾燥地帯に位置する、世界遺産にも登録されたバガン王朝の遺跡。
そのバガン の隣町「ニャウンウー」と、その周辺でしか作られないという、伝統的なこの発酵黒豆ペーストは、ミャンマー全土でよく食べられいる人気発酵食です。
この美味しさに見せられた私は、間借りで何度もお出ししたり、
バガン 遺跡を見たいという理由よりも「ポンイェージーを作っているところが見たいから」
という理由を優先して訪れてみたり(結果バガン に行って最高でした!)
工場をあてもなくe-bikeで探して、ゼスチャーで中を見せてもらうことに成功したとうエピソードも。
そんなポンイェージーの歴史は古く、バガン 王朝よりも前から作られていたそうで、
使われる豆は「ホースグラム(ミャンマー語でペーピザッ)」と呼ばれるもの。(記事はこちら→から)
工場の様子はまた別記事で書かせていただくとして、
日本の八丁味噌に見た黒味噌のようなこのテクスチャー。こしあんが「甘くなくて酸っぱい」感じにしたものと言うのが一番近いでしょうか。全く日本の味噌とは異なります。
どのように食べられるかというと、かなりシンプルで
・豚と一緒に煮込む(豚はミャンマーでは酸っぱい食べ物と一緒に煮込むことが多い
・スライスした玉ねぎと和える
くらいだそう。
2020年のヤンゴンのビストロ「Burma Bistro」では、アヒルの卵のカレーが提供されましたが、
最初寂しすぎる登場にがっくしきましたが、この食べ方はニャウウンウーの家庭料理の一つなだそう。
そこで、2020年2月にこのポークカレーを出す間借りを出してみたり、
私は2020年の秋に開催した間借りイベントで塩の鶏たまごと合わせた
一品をお出ししてみました。
そして、今は自家製ポンイェージーにもチャレンジ。
何千年と続く味にはまだまだですが酸っぱい味噌ができました。
こんな風にミャンマーにはまだまだみんなが知らない発酵食や魅力的な料理がたくさんあります。
私が知る限りでご紹介していければと思っています!