◆ミャンマーの屋台ドリンクで人気という、「セイッカラマ」の素を購入してみた
2023年3月のヤンゴン旅行。コーカン族の料理を食べたあと、隣の食材店を物色すると何やら珍しい食材をいくつか発見。
そのうちの一つが今回ご紹介する「セイッカラマ」。
「セイッ」はミャンマー語で「薬」を意味しており、これは何か効能がある食材のよう。
親切なIGでつながっている方がミャンマー語名を教えてくれた。
◆セイッカラマ ミャンマー語:ဆေးကုလားမ 英語:Tragacanth Gum Herb
トンガラントといい、Wikiで調べるとこのように解説されている。英語から翻訳–トラガカントは、A。adscendens、A。gummifer、A。brachycalyx、およびA. tragacanthaを含む、Astragalus属の中東マメ科植物のいくつかの種の乾燥樹液から得られる天然ガムです。これらの種のいくつかは、一般名「ヤギのとげ」および「ロコウィード」として集合的に知られています。
尋ねてみると、「ツバメの巣」の代用品としてドリンクとして親しまれているということ。
ツバメの巣も冷凍で売られていたのですが、とんでもなくお高い(汗)
ミャンマーでは、ツバメの巣を中国などのように「料理」として使うのではなく「ドリンク」として使われるのがほとんどで、名産地もあるそう。
実際、どんな味がするのだろうと、翌日屋台でセイッカラマが入ったドリンクを飲むことに。
ゼラチンのようなものがするすると大きなストローから入ってくる。たしかにツバメの巣のような食感でもあった。
セイッカラマはそのまま飲むのではなく、蜂蜜やソーダ、その他酸味のある果物と合わせて飲まれることが多いそう。
ためしにセイッカラマだけでオーダーしてみたところ、ちょっと癖のあるドリンクでやっぱりレモンなどの酸味があった方が断然美味しい。
そんなセイッカラマ、日本に持ってきてから綺麗なのでなかなか開けることを躊躇っていたら夏が過ぎようとしている。
そんなこんなでドリンクにしてみようと蓋を開けると強烈な酢酸臭が。
たしか、水でふやかして飲むということだったので、分量わからないまま入れてみたら一向に硬いまま。
そこで、水の量を増やして鍋に火をかけてみる。ゼラチンのようにだんだんブリブリとしたものが現れてきた。
どれくらいが適量かもわからなかったけど、一旦ミャンマー産のはちみつやレモンと炭酸水で割ってみて飲むことに。
うーん。ミャンマーの屋台で飲んだ時の方が美味しいな(笑)
ただ、あの時氷をそのまま入れたものを飲んでしまっていたので今となっては後悔。
またヤンゴンに行った際には氷なしでセイッカラマを飲むことにしよう。