◆いわゆるミャンマーのナンプラー(魚醤)。
ミャンマー、特にビルマ料理で欠かせない調味料といえば、ンガピと呼ばれる魚やエビを発酵させたペースト。
特にイワラジ川や海岸地域で作られているのですが、ンガピ同様、魚やエビを発酵させた液体「魚醤」をンガピャーイエーと呼びます。
特にヤンゴンなどの下ビルマと呼ばれる地域で使われているのが盛んだそうで、ヒンと呼ばれるカレーのような煮込み、麺料理、ご飯ものなどの味つけによく使用されます。
といってもシャン州やカチン州など海に面していない地域や民族によっては使用しない方々も いるのですが。
ミャンマーに訪問した際に、使用されていた魚醤(ナンプラー)はほとんどタイ産のものでした。
改めて、ミャンマー産のナンプラー「ンガピャーイェー」の味を確かめてみたい!
でもコロナ渦や軍事クーデターの影響でいつミャンマーに行けるかわからない・・
そんな中、ミャンマー産のナンプラー「ンガピャーイェー」を運良く2種類もゲットすることができました!
そうなると、やっぱり試したくなるのが味比べ。
◆早速、ミャンマーの魚醤味比べしてみました!
ちょうどいつも使うタイ産のナンプラーもあったので、3種味比べてみました。
まずは1つめがこちら。新しくできた高田馬場のミャンマー食材店で購入!今まで売っていなかったので超嬉しかったです。
二つ目もミャンマー産。こちらは「オーガニック」と書かれたもの。おそらく上のンガピャーイェーよりも数倍高いと思われます。
ミャンマーの雑貨を販売している方にお裾分けしていただきました。
最後こちらが、タイ産のナンプラー。私が代用して使用しているものです。
左:ミャンマー産のちょっと安めな魚醤。中央:ミャンマー産のオーガニック魚醤 右:タイ産の魚醤。
味を比べてみると、左のミャンマー産の魚醤が複雑な味。原材料をみると、砂糖や若干化学調味料も入っているようで、若干ベトナムのニョクマムに風味が近いと思いました。
中央のミャンマー産のオーガニックと書かれた魚醤のお味は、魚の発酵の味がダイレクトに伝わるお味。日本のいしるに近いお味でした。面白い!
そして最後の右のタイ産のナンプラー。これが中間くらいのお味でバランスが取れた風味した。原材料も魚と塩だけなので至ってシンプル。
ということで、2種類のミャンマー産の魚醤「ンガピャーイェー」が手に入り浮かれて味比べしてみましたが、
やっぱりなかなか手に入れることは難しいので、使い切ったらこれからもタイ産のナンプラーで代用していくことになると思います。