◆ビルマのダンパウや、主にインドから影響を受けた料理で使われるシナモン。
英名:Cinnamomum burmannii 日本語:ジャワニッケイ
シナモンには大きく2つのタイプがあって、セイロンシナモンと、「カッシア」と呼ばれるシナモンがありますが、ミャンマーでは「カッシアシナモン」の中でも「C. burmannii」という品種のシナモンが栽培されています。
アメリカで安いシナモンパウダーはこのタイプなんだそうですが、カッシアシナモンは特にビルマに限らずインドネシアで作られていることが多いそう。
芳香はセイロンシナモンとは異なるようですが、ミャンマーのお祝い事でふるまわれるミャンマービリヤニ「ダンパウ」には特になくてはならない香辛料。
そのほか、牛肉やヤギ肉の煮込み(ヒン)の臭み消しのスパイスとしてセイチャンブゥカウが使われていることが多いです。
インドからの影響なのか、もともと使われていたスパイスなのか。
こうやって、スパイス1つの歴史や食文化を辿ると色々な発見が出てきて楽しいです。