■インドのシェフからの便りをきっかけに、食材の探検が始まった!
こちらの食材を深掘りしようとしたきっかけが、インドムンバイにあるビルマ料理店「BURMA BURMA」のシェフから来た一通のインスタDM。
この写真の素敵な食材、ミャンマー語で何というのでしょうか?とのこと。
確かにミャンマー料理研究をしている私ですが、英語圏の方からも質問を受けることも多くなってきており、その分プレッシャーと研究意欲が湧いてしまう私。
これは、もう開ききって、インスタのフォロアーさんに聞いてしまおう!と、勇気を振り絞ってミャンマー出身のフォロアーさんに聞いてみることに。そうしたら数時間後にいくつかの回答をいただいて、瞬く間に解決と相成りました。
英名:Dried Mustard Green ミャンマー名:スンタン(SungHtang) ビルマ語:စွန်တန် 中国語:干腌菜
ほとんど回答いただいた方は、雲南からシャン州・カチン州にかけて食べられている食材ということ。だいたい、このスンタンと、唐辛子・ニンニクでスープとして食べられることが多いんだとか。
私も過去スンタン(そのころはシュンタンだと思っていた)をスープにして食べてみましたがとにかく酸っぱかった印象が!
ミャンマー発音で(monenyin)という野菜(マスタードグリーン)を発酵させてから乾燥させたもの。
シェフからご連絡いただいた時、私が食材店で購入したものに近いな・・でもいただいた写真の方が立派だな・・と思い確信を持てずインスタでフォロアーさんに聞いてしまいましたが、結論同じ食材だとわかって一安心!
それにしても立派なスンタン。
絶対に美味しそう。そして早く海外に行けるようになったらインドのムンバイに行って「BURMA BURMA」に食べに行くぞ!
と決意したラペ子でした。
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下記は、2021年4月に投稿していた内容。
■シャン州の名物「高菜」に近い存在の食材。高田馬場にも販売していたので買ってみました。
高菜とかいてしまったけれど、厳密にはマスタードグリーン。カラシナに近い野菜です、
かなり茎が太く、からっからに乾燥されています。
高田馬場のミャンマー食材店で新しい食材探しに余念がない私はこちらの食材を見つけて購入。
同じ形のシュンタンが6枚ほど入っていました。
食材店のご店主曰く、スープで食べられているとのこと。ということで、こちらのシュンタンを
スープで食べてみたいと思います。
食材を調べている中で、ヒントになったのが、以前購入した「乾燥カチンの発酵たけのこスープ」
この中に、このシュンタンが入っていました!
そして、スープの材料をみてみると・・・
Ingredient: Swun Tan (Dried Mustard Green) or Quince Fruit (see pic), Salt, Onion, Garlic, Ginger, Chili, Taste Powder.
そして、このメーカー名もようやくわかりました「Shwe Pan Pwint」。結構いろいろな加工食品を手がけているようです。
こうやって、知らない食材をずっと調べて、判明したときの嬉しさといったら!
ということで、シュンタンスープを作ってみました。
戻した発酵からし菜の量が多すぎたのか、強烈な乳酸発酵の酸っぱさが押し寄せるスープに。
ここで味調整。その他の野菜や鶏出しで中和させて、美味しいシャン州の郷土スープになりましたが
ミャンマーの魅力がもっと伝わるよう、いろいろなミャンマー料理研究をしていきたいと思います。