■腐乳といえば「中華料理」を思い出すけれど、ミャンマーにも存在する発酵食
日本語:腐乳 英語:Fermented Red Bean Curd ミャンマー語:ဆီတိုဟူး (シートーフ)
シートウフと呼ばれているが、「酸っぱい豆腐」の意味を持つ「トーフチン」とも言われているよう。

シャン州は、中国からの影響を受けた料理がたくさんあるのが特徴的。この腐乳をが好きなシャン族が多く、ご飯のお供としてそのまま食べられることが多いのだそう。
ちなみに、こちらの腐乳、市場のおばさんが購入するものだと見込んで包み始めたので「飛行機で持って帰るのが怖い」と断ったところ「こうすれば問題ないわよ」と、
このパッケージ丸ごとぐるぐるとガムテープで止めて袋に入れてくれた。
確かにここまでしっかりぐるぐる巻きにしたら、地面に落としたとしても粉砕することはなさそう。
スーツケースが腐乳まみれになったら怖いなと思ったけれど勇気を出して1つ持って帰ってきた。
最悪な事態は起きるもので、今回の旅行でスーツケースが大破する事態に見舞われた。
キャリーカートも取れてしまったスーツケースの中身を恐る恐る見ると・・腐乳はうっすら油が滲み出ただけで、他の商品にも影響がなく持って帰れた奇跡。
家で食べてみましたが、中国の腐乳とほとんど同じと感じる。
そして、
そして、ミャンマーの料理で腐乳を使ったものがあった。作ってみたら美味しくてこれはアレンジしてお出ししたい。

作り方は毛豆腐として発酵させてから、スパイスと油と漬け込むのがミャンマーの作り方らしい。
来年冬あたりにでも腐乳作りチャレンジしてみるかな・・
2024年5月の北タイ国境近くででタイヤイ族(シャン族)と雲南人の腐乳を購入!
ミャンマーシャン州、カチン州でよく食べられている腐乳、北タイに住むタイヤイ族や雲南人も食べるということで北タイ渡航の際に腐乳を目視で確認。場合によっては購入しました。
やはり、タイヤイ族(シャン族)が販売していた腐乳は紅麹でつけたタイプの腐乳ではなく、シャン州で売られていた腐乳のタイプと同じように思えました。そして購入。

そして、チェンマイのムスリム市場や料理店で販売されていた腐乳を激写。やはりミャンマーのシャン州と同じスタイルで作られた腐乳。


チェンマイからさらに北上した中国人村で作られている腐乳が少し異なった製法だった!
美味しい餃子を出すお店のテーブルにあった瓶。おもむろにみてみると「酸豆腐」と書いてある。まさに「トーフチン」。そして味見をとてもしっかり使っていて美味しく、酸味を感じる。
今まで激写した腐乳スタイルとは異なるお味。

作り方もお伺いしましたが、とてもシンプルで原始的でした。紅麹を使うレシピではない。
そして、この腐乳は美味しいので購入して日本にお持ち帰り。
ボーダーラインに美味しいものあり。
とはこのことか。
まだまだ料理研究は続く!