◆日本でいうところのまさしく熟鮓!ミャンマーでは川魚で作られていること多し。(らしい)
ミャンマーには実は発酵食品が思った以上に存在し、発酵料理好きの方々は色々調べていたらバーミーズ東京にたどり着いたという人も多い。
その中でも日本と同じ発酵食がミャンマーにも有していて、それがこの「ンガーチン」。
ンガーは魚、チンは酸っぱいと言う意。
ミャンマーの屋台でバズンチン(エビの発酵食)と一緒に山盛りになって売られていることもしばしばですが、このように一つ一つバナナや笹の葉で包まれて売られていること多い。
こちらは、高田馬場のミャンマー食材店で購入したンガーチン。
友達のお家に遊びに行く際に、おもたせして買ってきたもの。
高田馬場では冷凍庫で売られていることがあるので、食べたい方は店員さんに「ンガーチンありますか?」と聞くのがいいでしょう。
とっても小さいですが500円〜600円。
どんな魚が使われているかというと、明らかに小魚。川魚と思われます。
自然解凍を待って、包みを開けると、中にお米と小魚、唐辛子が一本。
唐辛子を入れるところは、腐敗防止、殺菌作用のためと思われます。
ご飯は米粒が砕かれた感じ。
そんな高田馬場で購入したンガーチン。
みんなで興味津々で食べてみましたが・・・
正直な感想として「あ、あれ・・ちょっとおいしくない」。
おそらく、長いこと冷凍庫に入れていたのか、冷凍解凍を繰り返したからか、米が据えた匂いがして、お魚も酸っぱいのですが酸化したお味でした。
実はンガーチンはミャンマーはシャン州でたべたことがあります。
赤米と一緒に発酵されたンガーチンは、保存を効かせるためか少ししょっぱい。
でも、ジュミーと呼ばれる根ニラや、小ネギ一緒に和えることで清涼感たっぷりの熟鮓サラダに。
残念ながら高田馬場で購入したンガーチンはお世辞でも美味しいとは言えない状態だったのですが、きっと本場のミャンマーで購入したらとっても美味しいんだろうなーと、思うと早く自分の舌で確かめたくてしょうがない衝動に駆られるのでした。