ミャンマー問わず、アジア圏で愛されているメニュー、それが「カレー Curry」。
ミャンマーでは煮込みを「ヒン」といい、鶏カレーは「Kyet Thar Hin」と言います。
「アルー」は、ジャガイモを指すのでこのレシピの正式名は「Kyet Thar Aloo Hin」。
日本でいう肉じゃがに近く、家庭によって入れる具材や手順、味付まで異なります。
こちらのレシピは、油少なめでクラシックなミャンマーチキンカレーよりさらっとパクパクたべれるカレーに仕上げています。
ポイントはトマトとナンプラー。この2つあるおかげで化学調味料なしで酸味ある美味しいカレーに仕上がります。
ぜひお試しください。
チェッターヒン (ミャンマーチキンカレー)
ミャンマーでは、シンプルなスパイスと材料で仕上げるカレー(Hin=煮込み)。色々なレシピがありますが。シンプルな材料でつくれるミャンマーチキンカレー(チェッターヒン )をご紹介します。
Servings 1 人前
Calories 450kcal
Cost 500円以内
Ingredients
- 1 枚 とりもも(250g程度)
- 1/2 個 中玉ねぎ
- 1 個 トマト
- 1 個 じゃがいも(中)
- 1 かけ ニンニク
- 1 かけ しょうが
- 2 大さじ ピーナッツオイル(他の植物油で代用可)
- 1 本 レモングラス(省略可)
- 1/2 本 シナモンステック(省略可)
- 2 大さじ ナンプラー
- 1 小さじ ターメリック
- 1 小さじ チリパウダー お好みで調整
- 2 小さじ パプリカパウダー
- 適量 塩
- 1/2 本 生唐辛子 お好みで
Instructions
- 鶏肉は余分な脂と皮をとり、大きめにぶつ切りにし、小さじ1/2のターメリックと大さじ1のナンプラーでマリネした後10分〜20分常温でおいておく
- 玉ねぎは荒みじんぎり、にんにく、しょうがをみじん切りにしたあと、乳鉢で一緒に潰す(その方が風味が出やすい)
- じゃがいもは皮をむいたあとにくずれないように大きめにカットし電子レンジで600W3分加熱しておく
- トマトカレーに馴染みやすいようダイスカットにしておく
- レモングラスは包丁の柄で茎全体をたたき、繊維質な状態にする(その方が風味が出やすい)
- 生唐辛子はお好みで入れる。あらかじめみじん切りにしておく。
- シナモンと油を入れて中火の火をつけて炒める。油が温まったタイミングで乳鉢でたたいた玉ねぎペーストを鍋に加えて木ベラで混ぜる
- 玉ねぎに火が通ったら、火を中弱火にし残りのターメリック、パプリカ、チリパウダー を入れ、焦げないようにいためる
- 玉ねぎに火が通ってきて、スパイスが馴染んでいたら、中火に戻しトマトを加え水分を飛ばすように炒める
- マリネした鳥肉を鍋にいれ、残りのナンプラー大さじ1、水を1カップ半と、叩いたレモングラスを鍋に入れ、中火で煮る。
- 食べる寸前にレンジで火を通したジャガイモを入れ全体をかきまぜて塩気が足りなければ塩を追加して完成
日本の肉じゃがのような家庭料理がチェッターヒン 。ですので、作り方も地方やご家庭によって多種多様。
ミャンマー特有の「油戻し煮」(シービャン)という手法で作られるカレーは、油を多く使うので好き嫌いがわかれてしまうところですが、こちらのレシピはかなり油控えめにしています。
それでも「シンプルなスパイス構成」と「ナンプラー」で一気に他のカレーとは違う独特のミャンマーカレーになると思います。ぜひお気軽に試してみてください。