ヤンゴン旅行最終日2日前。
ヤンゴンへ降り立った後、各所を飛び回り、最終的に戻ってきたのがヤンゴンの「サンチャウン地区」。
この地区は近年発展が盛んらしく、東京で言うところの「池袋」的な場所らしい。
カチン料理店をはじめ、モン族料理店やラカイン料理店も近くにあると言う利便性が◎。
今回、旅の目的として「カチン料理の味を覚える!」を掲げていた私は、胃疲れもなんのその、激辛で知られるカチン料理をお昼に選んだのでした。
ミャンマーの祝日昼間に開いていたカチン料理店が穴場
この日は、ミャンマーの祝日ということもあり、行こうと思っていた「Agape」がお休み。
というのも、カチン族はキリスト教徒がほとんどで日曜日はサンチャウンにある教会に礼拝しているんだとか。
でもやっぱりカチン料理が食べたい!と思い、調査済みの「Hka Hku Kachin Traditional Food」へ。Agapeのお店から裏のすぐそそこにあります。
午後2時半着。OPENしていることがわかり安堵。
1人であることを告げると、女性が席を用意してくれました。
料金的には良心的なイメージ。
お客は1組のみ。どうやらスタッフはビルマ語かカチン語しか話せなようで、どんな料理か聞いてもわからないという。
こうなったら、自分の感を信じようと、前から食べたかった「Sar Phal」、「鶏の手のパウンド」「きゅうりの納豆サラダ」を注文。
「Sar Phal」は「カチン族版のそうめん」激辛&独特のハーブ臭がたまらない!
最初に出てきたのがカチン族の民族料理「Sar Phal」。「Sar phal」とは、調べてみると、ライスヌードル・牛と、青唐辛子、ハーブでできたソース」につけて食べる料理らしい。
見た目の中には牛の存在感はなかったものの、冷たいライスヌードルの上に牛もつが、そしてつけ麺スープにひき肉が隠れてました。
食べかたがわからかったので、日本のそうめん形式で食す。
か、辛い!!
このスープは牛の旨味、唐辛子の辛味、ニンニク生姜のほか、レモンの酸味とハーブ数種類の味が複雑に絡み合ってます。ライスヌードルは、そうめんとは違ってしらたきとそうめんの中間のような食感。発酵させている麺なのでやや酸味あり。
ハーブは、ミークワィユェ(ツボクサ)、パッペーリーフ(タデ)、ノコギリコリアンダー(シャンナンナン)とう、癖のある3大ハーブ使い!
私は日本の夏でも食べたい!と思いましたが、独特のハーブ臭が苦手な人がいるかもしれません。
鶏の手のパウンドと納豆きゅうりサラダは日本人にも合う美味しさ!
一人、Sar phalを食べていると、どどどど!!と人の大群が押し寄せ、瞬く間にお店は満席。おそらく近くの教会の礼拝帰りなのか顔をみるとおそらくカチン族の方々。
と、やってきたのがこちらの2品。
パウンド(タウン)といっても、骨全てが砕かれているわけでもなく。
ニンニクとピーナッツのコクとクリスピー感と、赤唐辛子・コリアンダーで和えた一品。激辛でヒーハーしながらも甘みもあって、コラーゲン摂取とばかりむしゃぶりついて食べました。
これも食べるべ一品と思いオーダー。
納豆は少なめですが、しっかり味に存在感が。赤唐辛子とハーブとの相性も最高でこれも日本で真似したい味。
激混みでオーダーが間に合わず食べていない人が多数の中、一人料理を食べている私。できるだけ早く食べて席を譲りました。
観光客が誰もいないことをみると、かなりのネイティブなお店なのかと思います。
カチン料理店巡りをするならサンチャウン地区へ
ご紹介した「Jing Hpaw Myay」をはじめ、「Apape」や「Malihku」、今回ご紹介する「Hka Hku」など、8店舗くらいはあるのはGoogleマップで調査済み。
そして、毎回カチン料理を食べて感じるのが、「ヘルシーで日本の料理に似ている」ということ。生唐辛子をバリバリつかうことと、独特なハーブを使うこと以外は・・
ということで、ますますカチン料理が好きになった私。
早く、カチン州への旅も実現できたらと願っています。