ヤンゴンに行くなら!と、どのグルメ情報でも一推しで紹介されている「シャンヨーヤー」。
シャン料理の名店ということでチェックしていたものの、接待などにも使われる様なお店・・と情報を目にしていたので一人旅だとなかなか行きづらい。
そんな中、年末年始にちょうどミャンマーに滞在していたあの大人気「レトルトチェッターヒン 」で有名なヒロスケさんがいるという。
早速連絡をしてみたら、ちょうどその日の夜だけ予定が空いているとのこと!
ヒロスケさん激推しのお店に一緒に行ってみたかったけれど、私の胃腸疲れはマックス!そこで、優しい味付けのシャン料理をチョイスしました。
まず、シャンヨーヤーの見た目が接待風の外観。
Grabでお店に向かうこと10分。外観はこんな感じ。

車も停めやすいし、確かに接待向きのレストラン。車もぎっちり止まってます。
ヒロスケさんはまだのよう。
ということで、おすすめの2階に席を作ってもらえるよう懇願し、なんとか席ゲット。

到着したヒロスケさんに聞くと、この場所はおすすめ席ではないということで肩透かしをくらいましたが(笑)私は有名店のシャン料理が食べれるだけでうれしい!
着くまでメニューを物色しまくりました。

美味しそうなものがたくさん!ただ、ミャンマー料理研究家としては、メニューから食文化のヒントを探ろうと必死で読み込み、この1ページを発見。

うわー!!これはとても嬉しい!
例えば、ネパールやインド、タイでもアンチエイジングに良いとされている「アムラAMULA」や、イタリア料理でよく使うディル「Dill」もシャン料理では使われているなんて!
興奮しながら写メしてると、ヒロスケさん登場。
今回のミャンマーでまだ食べていなかった「ツボクササラダ(ペニーワート)」や、発酵高菜スープは私がチョイスさせていただき、
メイン的な食べ物はヒロスケさんがチョイス。辛いのが食べたいはずが私に合わせてもらうことになりすみません。
ボリュームがすごい!!おそらく名物ではないシャン料理を食べる
シャンヨーヤー、メニューを見ている時から少し料金お高めかな・・
と思っていましたが、とにかくボリュームが多い!

あ、これは1人前に取り分けてしまいました(笑)
発酵高菜の酸味があるスープ。野菜だけでできていて美味しい〜。

これ、見ただけでボリューム伝わらないかもしれませんが、日本のミャンマー料理店で出てくる量より3倍くらいあります。
ツボクサの苦味と、フライドナッツ、オニオン、トマトの酸味が絶妙!ただ、胃腸疲れの私には少し胃に負担がきてしまいましたが・・
そして、ヒロスケさんが選んだ料理はこちら

メニューを全部撮影したつもりが、この料理だけ全然出てこない。
豚肉・内臓数種類と、米細麺・若いマンゴーで和えた一品。
緑がかったソースは、ナッツのコクとレモンの酸味を感じる。辛くない。
これは、すべてまぜまぜする(トウッ)する料理で、出来上がりはこちら。

味は爽やかさっぱり!シャン料理は日本人の舌に合うと実感。
胃腸疲れもあり、量が多すぎて、食べきれない・・
大食漢という、ヒロスケさんもこの日は気分が乗らずに結局こちらを少し残して終了。
胃腸さえ万全なら、あの名物料理も色々食べたかったのにー!!
Shan Yoe Yarで、シャン料理とカチン料理の共通点を探る
ヒロスケさんとの話題は始終ミャンマー料理ネタ。あそこで食べた幼虫が美味しいとか、ナガ族はこんな料理を食べているとか、ワ族のレストランは○○だったなど、ディープな話ができたのがとても楽しかったです。
そして、胃腸さえ悪くなければ食べようと思っていた、石臼で叩き潰したパウンド料理「タウン」のメニューも多く見かけ、食べた内臓の和え物は、カチン料理店で食べた「Sar phal」に酷似している。

しかも、シャン州でよく使う食材の中に「ツボクサ」と「タデ」「里芋」があり、これはカチン料理でもよく使われています。
シャン料理はカチン料理との共通点が多くあることがわかりました。
いずれにしても、もっと大勢でたくさんのシャン料理を食べたいと思えるお店でした。