◆辺境地域のレア食材〜コットンフラワーの雌しべ
この乾燥食材、一体何かと思いきや、「花のめしべ」を乾燥させたもの。
ビルマ語では「レッパンピン」と呼ばれいてます。
![レッパンピン](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/img_9857.jpg)
■ Let-pan(ビルマ語:လက်ပံ)
植物学名:Bombax ceiba
英名;red cotton tree Red Silk Cotton flower
Pwin(ピン)という発音のビルマ語が「雌しべ」に当たるよう。
ただ、食材として知られているのはごく限られた地域。
東シャン州と、ラカイン州では食べられていることははわかっています。
写真はミャンマー旅行した際に撮影した、シルクコットンフラワーの花。
赤くて大きくて綺麗ですよね〜。
![ミャンマーで見つけたコットンシルクフラワー](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2021/02/img_4989.jpg)
ですので、ミャンマー人に「レッパンプィン」のことを聞いても知らない人も多く、これを食べるというとびっくりする人もいるのでご注意を。
ちなみに、日本では「キワタ」の花を指しており、Wikiにはこのような情報が。
和名キワタは「木に生る綿」の意味であり、漢字では木棉で「もくめん」とも読むが、「もめん」と読んではならない。紅棉(こうめん)、コットンツリー (cotton tree)、攀枝花・斑枝花(はんしか)。ワタノキ、インドワタノキとも言うが、この呼び名は同科の別種パンヤ Ceiba pentandra としばしば混同される。
隣国でも食べられていて、一番有名なのがタイ北部のシャン族の料理「カノムジーンナムギャオ」。
ナムギャオ=いわゆるミャンマーで「レッパンピン」と同義語となります。
![ミャンマーのレッパンピンとタイのドクニウ](https://burmese.tokyo/wp-content/uploads/2022/02/img_9858.jpg)
タイのドクニウは、タイの食材店で購入することができるのでありがたい!
このレッパンピンを使うお料理は・・また今度のお楽しみということで。