ミャンマースパイス:スターアニス(ナナプェパコウ)
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◆バーミーズビリヤニ「ダンパウ」や、シャン料理・カチン料理でも使う魅惑なスパイス

英名:Staranise (スターアニス)和名:八角・トウシキミ ミャンマー名:ナナプェ・パコゥ(နာနတ်ပွင့် ပါးကော)

中国の薬膳料理やインド料理でも使われれるスターアニス。
起源はかなり古く、紀元前2000年前から使われており、あの8つの形を持つのは果実で乾燥させたものが使われています。

果実は日本でも香辛料以外に医薬品としても活用されているようで、Wikiペディアによると

成分の1つであるシキミ酸はインフルエンザ治療薬タミフルの合成原料の1つとして使用されている

んだそうです。

ミャンマー料理では、「ダンパウ」などの特定の料理の香辛料として使われてます。

中国雲南省と隣接しているシャン州の料理でもよく使われており、チャイニーズ系のシャン族の方は五香粉のフレーバーオイルをトーフヌェというトーフ料理の隠し味にかけたりしていました。

また、カチン族では、鳥や豚を煮る時に肉の臭い消しとしてナナプェを使うのだそう。
いずれにしても使う量は少量。入れすぎには注意しましょう。

パコゥという呼び方は、実はシャン語ということがつい最近わかりました。(2021年3月)

シャン族やカチン族の方にには「ナナプェ」というよりも「パコゥ」と呼ばれる方が通じるかもしれません。

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