◆ 日本でおなじみの高菜はミャンマーシャン州ではなくてはならない付け合わせ
英名:leaf mustard 日本語:からし菜 ミャンマー名:Mon-Nyin-ywet(モンニン)
モンニンチンの”チン”とは、酸っぱいという意。なぜかミャンマー料理店では「高菜」と訳されていますがからし菜を発酵させたピクルスのこと。
シャン州の名物とも言える副菜です。
シャン州の名物麺「シャンカウスエ」や「トーフヌェ」のトッピングとしても重要な役割を果たしています。

発酵の酸味と独特の酒粕香もあるモンニンチン。
作り手によっては美味しさがかなり左右されるようで、お気に入りの作り手さんのところろに毎回買いに行くのが風習だそう。
私もモンニンチンだけを作るお家まで一緒に行って、購入してみました。

2019年年末年始に行ったシャン州カローの奥様にいただいたのは、モンニンチンと野菜、エゴマを合わせた和え物「モンニンチントウ」。ご飯がいくらでも進んでしまう美味しさ。

そして2年前、ヤンゴンのシャン州出身の美人な奥さまに教えていただいたシャン料理。
その時に作っていただいた「モンニンソー」と呼ばれる高菜と豚軟骨のスープがまた美味しくて。そしてお土産に持たせてくれた奥様お手製のモンニンチンが本当に美味しくて、自分でも同じように作れるようになりたい!と強く思いました。

そして、東京のゴールデンバガン で食べたツボに入ったモンニンソー。
ご主人はラシオというシャン州でも北部の出身だそうですが、ここののも美味い!

シャン料理は特に日本の食文化と近い料理が多くて、どこか懐かしい感じがするのが不思議です。
私もモンニンチンの秘蔵レシピを入手したのでからし菜が手に入る頃、作ってみたいと思います!