日本の豆腐にそっくり、ミャンマーの大豆豆腐「ペービャー」
日本で豆腐といえば、大豆から作るものですよね。実はミャンマーにも、大豆から作る豆腐があります。それが「ペービャー(ပဲပြား)」。見た目も食感も、日本の豆腐によく似ています。
少しややこしいのが呼び方です。ミャンマーで単に「トーフ」と言うと、多くはひよこ豆から作るシャン豆腐を指します。日本人が「豆腐」と聞いて思い浮かべる大豆の豆腐は、こちらのペービャーのほう。そして、このペービャーもミャンマーでよく食べられています。

ミャンマーの豆腐
基本情報
- 日本語名:大豆豆腐
- ビルマ語名:ペービャー
- ビルマ語:ပဲပြား
- 英語名:soybean tofu
- 発音のポイント:「ペー(豆)」「ビャー」と区切るように発音します
- 種類:大豆から作る豆腐(加工食品)
シャン州で親しまれる大豆の豆腐
ペービャーは、中国の影響を受けたシャン州でとくによく食べられているようです。木綿豆腐に近い、やや硬くしっかり締まった食感で、2023年にシャン州カローの市場で見かけたものは、沖縄の島豆腐を思わせる風合いでした。

こちらのトーフは2023年3月におとづれたシャン州カローの市場で見かけたもの。沖縄の島豆腐に似ている
日本の冷奴のようにそのまま食べるより、スライスして炒め物やスープに入れることが多いようです。たとえば中国から伝わったとされる土鍋麺「ミーシェ(米線)」にも、豆腐が具のひとつとして入っていました。

ミャンマーの土鍋ミーシェ(米線)。この日はお腹の調子が悪く辛いのなしでオーダー。日本のちゃんぽん麺とほぼ同じですごく美味しかった。
肉の代わりになる「ソイミート」
シャン州では、大豆から作る「ソイミート」も肉の代わりとして売られていました。食感は日本のものとほとんど変わらず、肉が手に入りにくい地域や、宗教上の理由で肉を控える人々にとって、貴重なたんぱく源になっているようです。


