◆東京ではめったに食べれない南ミャンマー ベイ(Myeik)料理コースを堪能
(※こちらの内容は2019年10月5日の内容です。)
田町にあるミャンマー料理店「親の家」さんのオーナー「ジョー」さんの奥さん「キン」さんは、南ミャンマー(ベイ Myeik)出身。
ベイはミャンマーの最南の都市。アクセスとしてはヤンゴンから遠いためなかなか行きづらいところでもあります。
そんなMyeikの料理を食べてみたいと思った私は、ジョーさんに「今後人数募るので、本場ベイ料理コースを食べたいです!」とお願いし、事前予約の上実現してくれました!
今回は、タイ料理や東南アジア料理に精通している方々と一緒に、東京では滅多に食べられない南ミャンマーのベイ料理をコースでいただきました!
◆南ミャンマー(Myeik)の料理はシーフード&甘酸っぱ辛いヘルシーなベース
最南の南ミャンマーに位置するベイ(Myeik)は、海に囲まれた場所ですぐそこがマレーシアや、タイのパタヤに近い地域。そのため、ミャンマー料理とはいえども隣接の食文化の影響を受けたようです。
さて、今回はベイ料理コースに加えて、親の家名物とも言える無制限飲み放題「ベロベロコース」をプラスして参戦。
事前予約の方に限り「ミャンマービール」が1杯飲み放題のスターターとして提供されるそう。(事前予約の際にミャンマービール希望の件は伝えておいてください。)我々も、ミャンマービールからコースをスタートしました。
◆ベイ料理コース(1)イカのサラダ
スターターからノックアウト!ビルマ料理とは違い、油をあまり使われていないヘルシーな一品。ほんのり甘みがあるものの、酸っぱさと辛味、そしてガピ(魚の発酵ペースト)の味がなんとも言えません。イカもプリプリで最高でした。次の料理の期待が高まります。
◆ベイ料理コース(2)あさりのマサラ
ミャンマーでは貝のことを「ゴーン」と呼ぶそうですが、ベイでは「sha」と呼ぶそう。あさりたっぷりでスパイスを効かせた炒め物ですがからさは控えめ。レモンをかけるとさらに私好みの味に。
◆ベイ料理コース(3)ベイラペットゥ
ジョーさん曰く、ラペットゥもベイの特徴があって、玉ねぎスライスを入れるのはベイならではらしい(奥さんとご結婚してからジョーさんもびっくりされたのだとか)。トウモロコシと玉ねぎスライスで、油はベイ料理に合わせて控えめに。私はもしかしてベイラペットゥの方が好みかもしれない。
◆ベイ料理コース(4)鶏とガピの炒め物
これがもう、感動的なうまさで、とり肉だけでは絶対に引き出せない濃厚な旨みの正体を聞いたら、ベイから取り寄せいる新鮮な「ガピ」をふんだんに使っているかだそう。
◆ベイ料理コース(5)ベイ和え麺(ベイモンティトゥ)
お次はこちら。なんの変哲もない麺料理かと思いきや、これにもガピがふんだんに使われているとのこと。
ガピってすごく癖があると思う人がいるかもしれませんが、親の家さんで使われているガピは全然臭くなくて、旨みが凝縮されている感じ。麺はそうめんをつかわれていましたが現地では同じくらいの細さの米麺で和えるそう。
◆ベイ料理コース(6)ベイ名物:カッチイカイKat Kyay Kike
お次はベイ料理といえばこの料理!とも言えるほどの名物麺「ベイカッチイィカイ」。カッチイというのはハサミという意味だそうで?
平太麺のシーフード焼きそばといったところでしょうか。中はもやし、イカ・豆が入っており、オムレツでくるんでくれました。
このカッチィカイだけは、オーナーのジョーさんも作ることができず、奥さんのキンさんが作ってくれたそう。お味は写真を見てわかる通りの美味しさです。
◆ベイ料理コース(7)デザート
最後の締めはベイでよく食べられているデザート(名前失念)。赤インゲン豆とココナッツを使った甘いデザート。
コースはこれで終了でしたが、ご飯を食べる間何度飲み物のお代わりをしたことか(笑)
◆ベイ料理の特徴をまとめるとこんな感じ
- シーフードをよく使うが、肉は手に入りづらい
- 新鮮なガピをたくさん使う
- 油は少なめ
- 少し甘酸っぱい
私はミャンマー ベイ料理「Myeik料理」の大ファンになりました
Myeik=ベイと読むのはこの時初めて知ったのですが・・
このベイコースは通常のコースにはないので、もしもこのサイトを見て今気になった方は必ず事前に予約して、希望を伝えてください。
本当に至れりつくせりでもてなしてくれた親の家のジョーさんとキンさん。この記事を書いているそばからまた食べたくなってきました。
ごちそうさまでした!