◆北シャン州の郷土料理が食べられる「ラシオ 」

リトルヤンゴンと言われる高田馬場から外れた東京のベットタウン「武蔵小杉」駅から徒歩3分に位置するこのお店。
日本人の常連客も多く、日曜日定休のためか土曜日は予約必須の人気ぶり。

兼ねてから伺いたいと思っていたのですがミャンマー好き繋がりでお友達になった方が常連ということで、完全に便乗する形でお店にお邪魔してみました。
お友達に紹介されて以来、少し遠くてもどうしても行きたくなってしまうスペシャリテの存在が!

それは後ほどご紹介するとして・・

アジアン居酒屋ラシオ (外観)
アジアン居酒屋ラシオ (外観)

ご主人の尾木さんが、ミャンマーは北シャン州に位置する「ラシオ 」出身のめ店名もラシオ と名付けたそう。
名前をアジアン居酒屋としているのは、北シャン州以外の居酒屋メニューも提供から。

たしかに!メニューを見るとミャンマー料理以外に日本の居酒屋メニューもあるのですが、ほとんどの人もミャンマー料理を頼んでいます。それって、ラシオ のミャンマー料理が美味しいからという事ですね!

◆中国の雲南省にも近い 、本場北シャン州ラシオ名物料理が味わえる!

シャン州の地域はとても広いです。ラシオ は北シャン州に位置しており、中国の雲南省に近い場所に位置しています。
後わかったのが、ラシオ で提供される料理は「雲南料理」に似ているエッセンスが多いということ。

例えば、唐辛子をたくさん使う、ラー油を使う、でもミャンマーの他の地域よりも油を使わない、香草類を豊富に使うなど、ラシオ の料理を食べてみて、雲南省の料理を見て共通点がとても多いことがわかりました。

ラシオ のメニューで特にわかるのがこちらの料理。

ラシオ (武蔵小杉)のトーフジョー
ラシオ (武蔵小杉)のトーフジョー(500円)

通常のトーフジョーはひよこ豆の粉が使われているのですが、「ラシオ 」ではインゲン豆の粉を使っています。

豆の種類の違いなのか、トーフ作りの技・手法の違いなのかわかりませんが、私が食べたトーフの中で一番美味しい!

揚げたトーフ(トーフジョー)だけではなく、トーフサラダ(トーフットゥ)はこんなビジュアルで提供されます。

lラシオ のトーフットゥ(トーフサラダ)※スペシャリテの可能性あり
lラシオ のトーフットゥ(トーフサラダ)※スペシャリテの可能性あり

プルップルさが伝わりづらいのですが、新鮮でプルプルもちもち、ほんと美味しい!

さらに!私が虜にしたのは事前オーダーだから食べれるラシオの「トーフヌェ(豆腐そば)」。

東京でもシャン料理を出すお店でいくつかトーフヌェを提供しているお店はあるのですが、ラシオ のトーフヌェは全く甘い醤油がかかっておらず、濃厚なトーフと香草、ラー油で全ての味構成が完結してしまう旨さなのです!

ラシオ のスペシャリテ(トーフヌェ)
ラシオ のスペシャリテ(トーフヌェ)

トーフそのものが新鮮でかつ、美味しくないとこの味は引き出せないと思います!

ラシオ のスペシャリテ(トーフヌェ)の麺リフト
ラシオ のスペシャリテ(トーフヌェ)の麺リフト

私は、ラシオ のトーフ料理を食べてからというもの、トーフを極めよう!と尾木さんにアドバイスをいただき、日々トーフの研究を続けているでした。

◆ラシオ の自家製野菜やハーブが豊富なシャン料理に魅了してしまう

ラシオ では、畑があって、ハーブや野菜を自家栽培しているのだそう。だから出てくる野菜はすごく新鮮!

ラシオ の団体メニューで特別にだしてくれた自家製唐辛子のセット
ラシオ の団体メニューで特別にだしてくれた自家製唐辛子のセット

辛いもの好きが集まる会だからといって、この唐辛子の量を用意いただけるとは!
しかもすべて新鮮そのものでびっくり。

※スペシャリテ(おまかせのためいつもはない)虫料理にもチャレンジ
※スペシャリテ(おまかせのためいつもはない)虫料理にもチャレンジ
ラシオ の事前予約で出してくれたラペソーセット(後ろのトマトも自家製)
ラシオ の事前予約で出してくれたラペソーセット(後ろのトマトも自家製)
ラシオ 特製牛すじの煮込み
ラシオ 特製牛すじの煮込み

彩がほんと綺麗なのですが、雲南省も似たような盛り付けで提供しています。

ラシオ 特製牛すじの煮込み
ラシオ 特製牛すじの煮込み
イサキのスープ(これもスペシャリテのためその日のおまかせとなります)
魚のシャン州スープ(これはイサキこれもスペシャリテのためその日のおまかせとなります)

その他の料理はこちらのラウェイ王者の金子大輝さんK-1参戦の壮行会のブログを見て見てください。

◆ラシオ のオススメポイント⭐︎

オーナーの尾木さんをはじめ、スタッフの方はとても気さくで優しいです。特に野菜が新鮮でどうやったらこんな元気な野菜が育てられるのか毎回聞いてしまうほど。

できるだけ手作りで作ろうとされている姿勢にも尊敬しますし、自家製発酵ドリンクを作るなど、他のシェフとは一味違うミャンマー料理家なのではないかといつも思っています。

こうやって文章を書いている間にもトーフヌェ(ひよこ豆豆腐そば)が食べたくなってきました・・

いつもありがとうございます、ご馳走さまでした!


◆リンク


◆営業時間・住所・電話番号など

  • 住所:神奈川県川崎市中原区新丸子東2-907 土屋ビル 1F
  • 営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
  • 定休日:日曜日
  • 電話番号:044-433-8428

◆地図


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